画像診断するときは

武道って型がある。(武道の知識がないので深くはかけないけれど)
画像診断も同じだと思う。
武道では型を練習することで上達していく。基本となる型の練習をしていくうちに無駄に考えなくても勝手にからだが動くようになる。それを武道では・・・という。・・・の部分は勝手に入れてください。
画像診断も同様にできる。
基本はX読影である。
まず、
1.呼吸を整えつつシャーカステンの前に座る。
2.フィルムとカルテなどの情報を確認する。
3.フィルムを時系列や部位別、撮影方向などを基準に並べ替える。
4.X線写真をシャーカステンにかける。
5.情報を元に撮影した理由を考える。
6.フィルムを読む
 a.フィルムの撮影状態などの判定
 b.目的とした部位の外側から目を走らせる
  例)胸部の場合皮膚、皮下、筋肉・軟部組織、骨格、腹部、頸部、気管、縦隔部、心陰影、肺
 c.異常が見つかるまでに目的部位に達するようにする。
 d.異常所見が見つかったらメモをとるあるいは記憶する
 e.最後に異常所見を並べて再度確認する。
7.異常所見から鑑別リストを作成(ここでDAMNITと叫ぶ)
8.病歴、主訴、他の検査の所見とのクロスリファレンスなどを考慮
9.鑑別診断リストの作成
10.プラン(明日への希望)
フィルムを読むときに繰り返す。
どのようなフィルムも同様に同じ手順で繰り返す。