ビール Coeur d’ Alene Amber

 このビールはマイナーすぎて写真がない。Coeur d’ Aleneはアイダホ州北部にある湖のことで、フランス語らしく「キリの心(Heart of Awl、フランスの毛皮商人がここのアメリカ原住民を名付けた)」ということらしい(発音はコーデュアレン?またはコーダアレン?)。実はここ、この辺で一番のというかリゾート地らしいリゾート地なのである。ここは私のいた場所から近くて車で4時間ぐらいで行ける場所である。何が有名かと聞かれても困るが、きれいな湖に、隣接したゴルフ場(浮島のグリーンがあるらしい)、スキー場(Silver Mountain)、ドッグレース場(Coeur d’Alene Greyhound Park)、アウトレットモール(Post Falls Outlet Mall)などが近辺にあり楽しめる。でもここで一番楽しみなのが、the Coeur d’Alene Brewing Companyのパブである。もちろん、ビールの醸造をやっているbreweryにあるパブである。このCoeur d’Alene のパブはも多分に漏れず食事が美味しくて良かった。やはり、breweryにあるパブやレストランの食事はうまい。でもBreweryにあるパブの特徴は季節もののビールやその時あるビールをいろいろ試すことができる。ビールと注文すると16オンスあるいは1パイント(アメリカでは約470ml)できてしまうのでいろいろ試すことでがきない。そのため、テイスターとか何とか言って小さいコップにそこにある全ての種類のビールをそれぞれのビールの特徴や由来などを説明しながら濃い方から順に並べてくれる。結構早口でしゃべるので説明は全てはわからないけれど、説明してくれるのはおきれい系の姉さんで笑顔に免じて許してしまう。まあ、多分ここまで行くこともないかと思うけれどもう一度行ってもいいかな。中心をなすリゾートホテルは湖畔にあり、文句なしの環境であり、ここのブランチは30ドルするブュッフェ(いわゆるバイキング方式のこと)はとってもバリエーションに富んでいて、半日ぐらい居座って食事をしてしまいそうなぐらい良い。ただ文句を言うとコーヒーはやっぱりアメリカンであり、ちょっとつまらない。多分日本大学の夏のセミナーでワシントン州立大学に行った人は行ったことがあると思う。(最近は知らないけれど。)
 もちろんこのビールは日本では買えません。アメリカでもかなり限られた店でしか買えません。残念。

ビール Henry Weinhard’s Private Reserve

Weinhardpriv
 実はこのビールにあまり思い入れがない。ごめんなさい。美味しくなくはないのだが、今までに紹介したビールに比べてしまうと、ちょっと物足りない。日本の普通のビールにちょっと風味と足した感じ。お米とかコーンスターチを原料としていない分、さっぱり感というかドライな感じになっている。多分日本人好みなのではないかと思う。
 でもBudやCoorsなんかに比べたらぜんぜん美味しい。好きなビールがないときにはこれを頼む。ご飯にはあうかなと思う。日本ではここで買える。

ビール Samuel Adams

SamuelAdamsbeer
 このSamuel Adamsはボストンの地ビールである。現在では、もう地ビールなんて言うほどマイナーな存在ではない。日本でも結構有名になってきていると思う。酒屋さんやレストランで手にはいるようになってきたのはうれしい限りである。近所の酒屋さんで売っているので何かとよく飲む機会がある。おいしいよ。以前あげた2つのビールよりは、癖がなく飲みやすいと思う。この手のビールの味をいろいろ区別するのは難しいかな。書いていてそう思った。このビールのホームページでは「the fundamental characteristics of a great beer, offering a full, rich flavor that is both balanced and complex」とあるわけで「基本に徹した味のすばらしいビールで、バランスと複雑さを兼ね備えた芳醇な味である」と言っているわけで何のことだかわからない。でもおいしいよ。これなら多少は日本食でもいけるかな。でも、断然ニューヨーク・スタイル・ピザ(その辺の出前ではダメ、シカゴ・スタイルというのもある)とかステーキとかフライドポテトなんかが合うでしょうか。枝豆は今ひとつかも。
 サムエル・アダムスはボストンのアメリカ人の名前で、独立戦争前で愛国者(Patriot)であり「Father of the American Revolution」と言われている人である。実際には何した人かわかりません。でも、なぜビール?混沌としたアメリカビール界からの独立を目指してサムエルアダムスと名付けたらしい。単にボストンだからと言うわけではありません。

ビール RedHook ESB

esb
 うまいビールが飲みたいね。Redhook ESBもそのひとつ。RedhookはシアトルのBrewery(ビール醸造所)である。ここのBreweryには行ったことがあるが現在では閉鎖されているようである。米国でいくつかのBreweryに行ったけれど何だが知らないがBreweryでだすご飯やおつまみはおいしいものが多い。ビールと知り尽くした人たちが作る食い物はビールに合うと言うことか。でもちょっと高いけどね。でももし訪れた都市でBreweryを見つけたらぜひ作りたてのビールを飲んでそこがだす食事を試してみることをお薦めする。本当においしいから。
 実はこのビール日本でも買える。実際には日本に帰ってきてから2-3回飲んだきりで、あまり見かけることはない。おいしいのにね。箱買いしちゃおうかな。確かにアメリカにいたときでもそれほどタップ(生ビールみたいに蛇口からそそがれてジョッキなどで出てくるビール)では飲んでいなかったと思う。スーパーマーケットで6Packを買って家で飲んだりパーティーなどのお呼ばれに持って行ったりはした。
 このESBはExtra Special Bitterのことで超特別苦いというところでしょうか。味はESBという名前ほどは苦くはなく、先のFull Sailほど苦くなく、癖もなく、でもコクはあるみたいに本当に飲みやすいビールである。個人的にはFull Sailの方が好きだが、この手のビールを飲み慣れない人にはこちらを先に飲んだ方がよいかもしれない。ぜひお試しあれ。

ビール Full Sail Amber Ale

fullsail
 日頃から、ビールをよく飲む。最近では国産のビールでそれほどのこだわりもなくおいしくいただいている。ビールという分類の中には、結構複雑で日本ではLagerはよく聞かれるが、それだけではなくPilsnerやAle、Pale Ale、Dark Ale、Stoutなど様々であり、違いは発酵の仕方で上面発酵や下面発酵などの発酵の仕方などで決まっている様子である。調べるときりがないので、興味ある人は各自で調べて。でも、分類自体もあまりはっきりとしていない様子でなのである。ここで重要なのはおいしいかどうかではないか。アメリカで飲んでいたビールで好きなもの順次あげていこうと思う。
 アメリカで一番お世話になったビールはフルセイルのアンバーエイルである。フルセイルは、オレゴンのHood RiverにあるBreweryである。でも行ったことはない。ここで作られるビールは季節ものがあったりするので基本は4種類でアンバーエイルはここの代表のビールである。最初このビールを飲んだときはあまりおいしいとは思わなかった。しかし、何回と無く飲んでいるうちにやみつきになってしまった。色は濃い赤茶色で泡も薄茶になるぐらいの色であった。アメリカのバーなのでビールのそそぎ方に気をつかってくれるわけではないけれど泡はとてもくりミーであった。味は、甘さとスパイシー(シナモンのような)をもってほどよく苦みがあるような感であった。においは強くはっきりしていた。決して安いビールではなく、私がいた町のよく行っていたバー(Rico’s Tavern)でタップ(タンクからそそぐいわゆる生ビール)で16オンス(約 460 ml になる)で5から6ドルぐらいであったと思う。当時は金曜日の夜9時ぐらいからレジデントやインターンが集まって2から3杯ぐらい飲んで帰るというのをよくやっていた。ビリヤード台も2台あった。おつまみといえばポップコーンぐらいのものでピザなんかは勝手に出前をとって届けてもらってもよいという気楽さであった。でも、ピザの出前は面倒なのでみんなは軽く夕食をすませてからポップコーンをほおばりながらビールを飲んでいたものである。このビールは瓶でも売っていて町の主要なスーパーマーケットで買うことができたので困ることはなかった。パーティーなんかに招かれたときはこのビールを持って行ったものである。
 古き良き昔で結構自分も歳をとったという気になってしまう。古いことばかりいっていても仕方がない。このビール、実は2005年の世界のビール大会で賞をとるっているようだ。さらに、アメリカに行ったビール好きな人もおいしいと言うビールである。しかし、残念ながらこのビールは日本では飲むことはできない。輸入されていないのである。何とかできないものか。こんなものは個人輸入できないのかしら・・・