フィルム読めますか?

「え~そりゃもう。そんなのちょちょいのちょいですよ。」
とまではいかないものの、そういう気分でいつもなにげなくやっていることだけど「フィルムを読む」ってどんなことだっけ?ふと思ったりもする。通常、我々の世界ではこのフィルムを読むという行為を読影と言う。フィルムを読むって言うからには何かを読んでいる。実際にはフィルムに写っているものを言葉になおすことである作業であると思う。文章を読むときは、文字を追ってあまり意味を深く考えなくても読めてしまう。フィルムを読影することも同じようなことかと思う。みんながどのような過程を経て文字が読めるようになったかを覚えているだろうか?一文字一之字を丁寧に順番に覚えていったと思う。そして読影でも同様に画像に見られたそれぞれの変化を、選ばれた言葉になおしていけばよいのではないかと思う。よっぽどのことがない限り生まれつき才能があってフィルムが読めるわけではないのである。いくら記憶力がよくても、いわゆるPhotographic Memory(eidetic memory や total recall とも言う、見たものが細部にわたるまでそのまま覚えることができる記憶力のこと)が優れていたって、それを言葉に置き換えられなくては読影ができたとは言えないのである。基本となる言葉を覚えて、そしてどんな画像の変化のときにどのような言葉を選ぶかはやはりトレーニングが必要なのである。しかし、読影に善し悪しはあっても正解や不正解はないと思う。どのような状態をどの様に表現するかはその人の勉強したり生活したりした環境によって違うはずであり、ある程度は方言みたいなものがあるはずである。同じ画像を見て同じような方向性を持っていればよいと言えるのかもしれない。しかしそれを確かめる方法はやはり混沌としているな。だって、全く同じ症例は2度とは現れないじゃないですか。まあ、その場にいる多くの人に納得してもらえるような読影ができればよいのかな。

PDAとは

Pda_1
 PDAと言われると、いわゆる携帯情報端末(Personal Digital Assistant)か動脈管開存症(Patent Ductus Arteriosus)のことであると思う。相手によって、言っている内容をこちらが判断しなくてはならない。ちょっと大変である。こういった略語(abbreviation)は使い方によっては便利でおしゃれなものになるけれど、使う場所をわきまえないと相手に混乱を巻き起こすことがある。実際にはPDAで調べると(Cis-2,3-Piperidine Dicarboxylic Acid、 Pancreaticoduodenal Artery、 Panic Disorder With Agoraphobia、 Parental Drug Association、 Parenteral Drug Abusers、 Persistent Ductus Arteriosus、 Personal Digital Assistant、 Phorbol 12,13-Diacetate Photodiode Array、 Poorly Differentiated Adenocarcinoma、 Population And Community Development Association、 Posterior Decending Artery、 Potato dextrose agar、 Pregnancy Discrimination Act、 Prolonged Depolarizing Afterpotential、 Pulmonary Disease Anemia)なんてものが出てくる。ここにでている全てが完全医学用語ではないし日本では通じないものや使われないものもあるのでまず間違えることがないと思う。そんなわけで、皆さん注意して使いましょう。わからない時はここで調べてね。
 通常の英会話やメールなどでも略語は使われます。簡単な略語集はNOVAのページにあった。ASAPなんかはよく使われる。これはAs soon as possible (できる限り早く)と言うこと。「今すぐ電話して!!」なんて言う時は、「Call ASAP!!」 なんて使う。
 こんな言葉をもっとやっかいにしている問題として略語の方言である。それは自分の学んだり働いたりした環境で使う略語やその種類などが変わってきたりする。アメリカの獣医界で有名なのは、本当かどうかは知らないけれどニューヨークのマンハッタンにあるアニマルメディカルセンター(AMC)で、病名や検査などほとんどの言葉に略語が当てはめられていて、インターンなどはまずそれを覚えることから始めなくてはならないというものである。しかも、この略語はAMC独特であるもののあると言うことである。これは結構大変だと思う。とくに記憶を得意としない私にはとてもつらいことだと思う。
 私は異常なしという言葉として、NAF(No abnormality found)というものでみんな使っていると思ったけれど、日本では、oB(Ohne (pathologischen) Befund、ドイツ語!)やNP(No problem (found))などがあることを知った。
 そんなわけで、いろいろな環境で勉強した人がいるために私は勉強会ではできる限り略語を使わないようにしている。私自身もわからなくなってしまうこともあるのでね。それではTGHなのでTTFN。
TGH; to go home
TTFN; ta ta for now

Cherry Bomb

Cherrybomb
 花びらの散った桜の木からこんなものができました。最初にできたサクランボです。もうすぐ季節ですね。自分の知らないうちに成長してしまうそんな気持ちになりました。ちゃんと成長を見届けようと思います。

金週間も終わり

ゴールデンウィークは終わりに近づいても天気は最高!!
 でも一応仕事してます。我がサービスは休みでも、本院は営業中なのである。さらに、のどを痛めて1週間になり、病院には行ったものの、のどの痛みと咳が絶高(好)調である。周りの人は忙しくしているものの咳が出るのとまともな声が出ないので受付にも電話にも出ずただひたすら病院の隅でパソコンとにらめっこして、薬の副作用であるボワーンとした気分を思う存分に味わっている。薬局でもらった薬には抗ヒスタミンが入っているらしく、すぐに脳停止状態になる。私はどんな抗ヒスタミン剤でも飲むとボワーンとして世界から隔離されたような状態になり、そして何も考えられなくなり、最終的には気が付くと寝てしまている。今のこの病気は風邪ではないようで、人に伝染しないらしい。でもしょうがないのでこのままでいるしかない。もうちょっとちゃんとした内容のブログも書いている途中なのだが眠いのでなんとなーくこんな内容を書いてしまっている。こんな状態であるものの誰も優しくしてくれないので、後で外でも散歩しようかな・・・結核の光線療法なんて言うのも昔はありましたしね。光でも当てれば良くなるなんてこともないのかなあなんて思ったりもしています。
でも、あれよあれよという間にみんな出掛けてしまった。やっぱり留守番ですか。でも、やっぱ天気いいよ!!