Light Bulb Joke

 アメリカのジョークに “light bulb joke” というものがある。「天井の電球を取り替えるのに何人必要か」とかいう単純なものである。普通に考えれば1人で十分である。脚立を持ってきて登って電球を外して新しいものを取り付けるというものである。
 もちろんアメリカンジョークなので我々にはさしておもしろくないものが多い。基本となっているジョークは、人種や職種、性別、政治、国などに基づいていてちょっと差別的な意味を含んでいることが多い。ネットで調べてみてもものすごくいっぱいあるけれども、意味さえもよくわからないものも多い。政治的な背景や国民性などがわからないとそのおもしろさがわからない。
いやいやもっともアメリカンジョークなので、おもしろいかどうかは・・・。まあ、「ふ~ん・・・」という程度に終わることが多い。
書いている間に思いついたものは・・・
Q: 電球を交換するのに日本の首相が何人必要か?
A: わからない。日本の首相は電球の寿命よりも長続きしないから。
さて、ここで話をどこに持って行くかというと
最近の医療の細分化である。この細分化は言い換えると専門性へのことで、限定したトピックに特化していくということです。専門医という言い方でもかまいませんが、専門化することで見えてくること見えなくなってくることいろいろあような気がします。トピックとトピックの合間の疾患あるいはそれをまたぐ疾患は往々にして軽んじられる傾向になりはしないのか。
私は獣医師なのでその中で考えていくと、診察しする獣医さんがいて、検査する獣医さんがいて、手術する獣医さんがいて・・・。
Q:その動物を治療するのに、一体何人の獣医師が必要か
Q:電球を交換するのに何人の獣医師が必要か?
答えはいろいろ考えてみましょう。
で、本当にJokeにならないよう頑張らなくてはいけないですね。

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