3日めのセミナーを終えて

hydrocephalus1001
 どうにか3日目のセミナーを終えることができた。以前同様反省点は数多くある。その中で際立っているのが時間配分である。やる内容をもり込みすぎているのか時間が足りない。それ以外にもglitchは言い出すときりがない。
 さらに今回は決定的なことがわかった。実は日本動物病院看護学院は今年2月をもって閉鎖することになった。では3月に行なわれるセミナーはどうなる?なんと2月に1日でやってしまおうというのである。なんともひどい話しである。もう最後だからってどうでもよっくなっちゃっていのるであろうか?という感じである。「急に決った話しである」とは言え今一つ納得いっていないのである。このような状況でモチべーションを高く維持できるわけがなるいのである。まあ私のモチべーションなんてこの世の中でさてし重要ではないので、ただ淡々とやるだけなのである。
 さて次回は心臓である。しかも1日でやらなくてはならない。朝10時から夕方4時半までで、2日分の内容をやらなくてはいけない。困ったことに時間が足りないと思う。ただでさえ時間が足りないのに、1回分を約2時間でやらなくてはない。時間配分が非常に難しくなってしまう。来月に向けて考えなくてはならないねえ・・・
そんなわけで、超音波セミナーはなくなってしまう。さて次はどこでこんなセミナーやらうかなー・・・
写真は水頭症。両側の側脳室が拡張している。

2006年のはじめに

あけましてめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
年賀状を出していない方には申し訳ありませんがこの書面上で年始の挨拶に代えさせていただきます。
昨年は災害が多かった年でしたね。今年は、少しはよい年になることを心から願います。
と、ひととおりの挨拶からはじめさせていただきました。
私事ですが今年は、丈夫な体を目標にして行こうと考えています。加齢とともに体および感性は鈍ってきていること痛感させられた昨年を反省しすこしガンバルということもやらなくてはならないと思い立ちました。体はワークアウトなどが必要かと思われます。ただ思い立っただけでどのようにやるかは考え中です。
そういえば、私のホームページのスケジュールのカレンダーをUPするつもりで忘れていました。まだ時間がかかりますのでもう少しお待ち下さい。

2005年の締めくくり

murphy
 2005年もそろそろ終わりですね。お世話になった方々や懇意にしていただいた方々にお礼を申し上げます。来年はよりいっそうよい年であるようにとお祈り申し上げます。
今年は忘年会が少なかったこともあり家族と過ごす時間をいつもより長くとることができました。皆様お気遣いいただきありがとうございました。
年賀状はまだ宛名を書いていません。お正月にはつかないと思います。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
来年、といっても明日からですが、なんかいいことがありそうな気がしています。しかし、この正月休みは長く時間をとったつもりですが、未だに仕事に追われて結局休みになっていません。久しぶりにゆっくり寝られると思ったのにね。多分今日一日も仕事をこなすことになりそうです。
今年やろうと思ってできなかったことややり残したことなどをあげるときりがない。でも、厄年の割にはよかったと思う。今思い返すと本当にいろいろあった1年でした。とくにプライベートで・・・
文章がまとまって無くてごめんなさい。実はちょっと酔っています。
来年も皆様にとってよい年であるように・・・
追伸 :
全く関係ないけどミルコ・クロコップがブログを書いている。いくらブログがはやっているからってなんでミルコ・クロコップまでもがなんでなんでしょう?それにしても、なんて日本語が上手なのでしょうか。

テンプレート替えてみた

テンプレートを替えてみたので、もうすこしは楽しく書くことができるかな。書くことが楽しいのかというと本当はどうなんでしょう。何で、ブログなんて書くのかなんて聞かれても困るけど、まあ何というか頭の整理に役立っている様に思います。皆さんもお試しあれ。
ミジカ!!
そういえば先ほど自分のホームページをあけてみたらカウンターが1000になっていた。

ビール Full Sail Amber Ale

fullsail
 日頃から、ビールをよく飲む。最近では国産のビールでそれほどのこだわりもなくおいしくいただいている。ビールという分類の中には、結構複雑で日本ではLagerはよく聞かれるが、それだけではなくPilsnerやAle、Pale Ale、Dark Ale、Stoutなど様々であり、違いは発酵の仕方で上面発酵や下面発酵などの発酵の仕方などで決まっている様子である。調べるときりがないので、興味ある人は各自で調べて。でも、分類自体もあまりはっきりとしていない様子でなのである。ここで重要なのはおいしいかどうかではないか。アメリカで飲んでいたビールで好きなもの順次あげていこうと思う。
 アメリカで一番お世話になったビールはフルセイルのアンバーエイルである。フルセイルは、オレゴンのHood RiverにあるBreweryである。でも行ったことはない。ここで作られるビールは季節ものがあったりするので基本は4種類でアンバーエイルはここの代表のビールである。最初このビールを飲んだときはあまりおいしいとは思わなかった。しかし、何回と無く飲んでいるうちにやみつきになってしまった。色は濃い赤茶色で泡も薄茶になるぐらいの色であった。アメリカのバーなのでビールのそそぎ方に気をつかってくれるわけではないけれど泡はとてもくりミーであった。味は、甘さとスパイシー(シナモンのような)をもってほどよく苦みがあるような感であった。においは強くはっきりしていた。決して安いビールではなく、私がいた町のよく行っていたバー(Rico’s Tavern)でタップ(タンクからそそぐいわゆる生ビール)で16オンス(約 460 ml になる)で5から6ドルぐらいであったと思う。当時は金曜日の夜9時ぐらいからレジデントやインターンが集まって2から3杯ぐらい飲んで帰るというのをよくやっていた。ビリヤード台も2台あった。おつまみといえばポップコーンぐらいのものでピザなんかは勝手に出前をとって届けてもらってもよいという気楽さであった。でも、ピザの出前は面倒なのでみんなは軽く夕食をすませてからポップコーンをほおばりながらビールを飲んでいたものである。このビールは瓶でも売っていて町の主要なスーパーマーケットで買うことができたので困ることはなかった。パーティーなんかに招かれたときはこのビールを持って行ったものである。
 古き良き昔で結構自分も歳をとったという気になってしまう。古いことばかりいっていても仕方がない。このビール、実は2005年の世界のビール大会で賞をとるっているようだ。さらに、アメリカに行ったビール好きな人もおいしいと言うビールである。しかし、残念ながらこのビールは日本では飲むことはできない。輸入されていないのである。何とかできないものか。こんなものは個人輸入できないのかしら・・・

The Way He Thinks

彼が考える方法
私が放射線科の研修医をやる前に、いわゆるインターンみたいなことをちょっとの間だけやった。どちらかというとやらされたに近い。小動物から馬、産業動物などといろいろな部署を回った。そのとき、小動物内科の先生で神経学専門のDr. M Mooreという先生についたときである。Dr. RD Sande(師匠2号)は彼のことをさしてこういった。「彼は記憶力だけではなく頭がとってもよい。彼について学ぶことはいろいろあるが、重要なのは彼のThe way he thinksを学んでくることである。」ここで言うThe way he thinks.とは単に彼が考える「方法」というものではなく、彼が考える思考経路ということで、それを学んで来いと言うのである。果たしてそれはどういうことなのか。
臨床では知識や経験はとも重要なことである。本や雑誌、インターネットなどあるいは自分のやっていることを長い間繰り返していくだけで知識や経験は増やすことはできる。しかしそれだけでは臨床でよりよい解決方法を見つけるためには十分ではない。そこに足りないのは、情報の選択やよりよい答えを出すために思考経路である。しかし、このことは簡単に説明できるものではない。思考経路とはその人が複雑な問題にぶつかったときにどのようにそれを解いていくのかということであり、それを説明するのは難しい。それが症例であった場合、問題はより複雑になっていて簡単には説明できない。しかし、できる獣医師はなんだかんだと言って問題を解決していく。なぜその結果が導かれたのかそんな思考経路を知ることが重要なのであう。残念ながら現日本ではなかなかこのような経験を積むことはできない。でも、いろいろできる先生たちと意識して話しているとそんな思考経路は何となく見えてくるときがある。そんなことでいろいろ学ぶことも多い。
The way he (she) thinks.を学ぶ自分なりの方法を見つけよう。
一歩進んだ獣医師になれるかもしれない。

画像診断するときは

武道って型がある。(武道の知識がないので深くはかけないけれど)
画像診断も同じだと思う。
武道では型を練習することで上達していく。基本となる型の練習をしていくうちに無駄に考えなくても勝手にからだが動くようになる。それを武道では・・・という。・・・の部分は勝手に入れてください。
画像診断も同様にできる。
基本はX読影である。
まず、
1.呼吸を整えつつシャーカステンの前に座る。
2.フィルムとカルテなどの情報を確認する。
3.フィルムを時系列や部位別、撮影方向などを基準に並べ替える。
4.X線写真をシャーカステンにかける。
5.情報を元に撮影した理由を考える。
6.フィルムを読む
 a.フィルムの撮影状態などの判定
 b.目的とした部位の外側から目を走らせる
  例)胸部の場合皮膚、皮下、筋肉・軟部組織、骨格、腹部、頸部、気管、縦隔部、心陰影、肺
 c.異常が見つかるまでに目的部位に達するようにする。
 d.異常所見が見つかったらメモをとるあるいは記憶する
 e.最後に異常所見を並べて再度確認する。
7.異常所見から鑑別リストを作成(ここでDAMNITと叫ぶ)
8.病歴、主訴、他の検査の所見とのクロスリファレンスなどを考慮
9.鑑別診断リストの作成
10.プラン(明日への希望)
フィルムを読むときに繰り返す。
どのようなフィルムも同様に同じ手順で繰り返す。

Damnit!!

「こんちくしょう!」といったところの意味。
fromねっとげーむの英会話 罵倒編
もっといろいろ罵倒したい人は自己責任で参照して・・・
でも実生活では使用しないようにしましょうね。
いきなりこれを(これじゃなくてもほとんどの罵声語)我々のようなネイティブじゃない人が使うと皆さん引いてしまいます。
知っている人もいると思う。
知らない人は何のことだかよくわからないことと思う。
実は、診断において鑑別診断のリストを作るときに使われる。
DAMNITの内容は多少人によって違う可能性もあるけれど気にしないで進めていく。
知っている限りではDAMNNIITTとなる。
D は Degenerative で退行性疾患
A は Anomaly で先天性奇形性疾患
M は Metabolic で代謝性疾患
N は Neoplastic で腫瘍性疾患
N は Nutritional で栄養性疾患
I は Infectious で感染性疾患
(I は Inframmtion で炎症性疾患)
I は Iatrogenic で医原性疾患
T は Toxic で中毒性疾患
T は Traumatic で外傷性疾患
画像診断などで見ているものがなんだかわからなかったら頭の中でリストを順番に言っていく。
お経のように、ある時は祈りのように
ただ、DAMNITと
フィルムを読むときに初心者には役立つと思うサイトも見つけた。
私のWSU師匠4号 Dr. DD Barbee が作成したページだ。
学生向けに作成したものか?
Radiology Film Reading Team Training Manual
(もうなくなっていました。2005年12月7日現在)
で、この文章で何が言いたかったのかよくわからなくなってきたのでDAMNIT、DAMNIT・・・

There’s more ways than one to kill a cat.

neko
「何かを成し遂げるにはさまざまな方法がある。」
from ことわざに見る猫<英語圏>
私はどちらかというと “There’s more than one way to kill a cat.” という言い方で記憶している。WSUのDr. RD Sande (私の師匠2号) がよく言っていたのを記憶している。
本当に猫を殺すことを連想するとひどいことになってしまうがそんなことが言いたいのではない。なぜ猫か?なんてことを議論すると時間がかかりそう。
それは多分「猫は悪魔の使い・魔女の化身」だから・・・
熱心に議論することは重要であると考える。結果が出るまでいろいろ話し合うのも重要なこと。
でも結果がでなくてはあまり意味のないこと。
何か始めるにはとりあえずできることから立ち止まってはいられません。
一つのことにこだわって立ち止まるよりは前に進みましょう。
「ほにゃらら」という病気は「ほにゃほにゃらら」という方法でしか直りません。そのようなことは多くの場合なくて、個体差やさまざまな状況によって変化するものである。本来、医療自体がそのようなものであると思う。
一つのことにこだわらず、悪い言い方をすると行き当たりばったりとか試行錯誤などになってしまうけど、本来あるべき獣医学的に知識や経験があれば適切な方向に進んでいくはず。
行き詰まったら “There’s more than one way to kill a cat.” と考えましょう。
注)首は絞めていません。

動物用

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動物用のCTやMRIを造っている会社がアメリカ合衆国(US)にはある。
Universal Medical Systems, Inc
値段などは書いてない。機械の詳細な映像はなくよくわからん。こんな状態で「じゃあ一台買おうか」なんて話になるか?実際どれだけUSで普及しているかよくはわらないけど、ちょっと前だって超音波検査機の普及率は日本の方が上とか言われていたのに、ましてやCTやMRIなんて売れるものか?
でも、造るだけエライということで・・・
だって、超音波検査機なんか動物用ははるか昔からあったからね。

ブログに変更

VSD001今まであったコラムみたいなやつをブログにしました。
いつまで続くか知りません。
題の”I wish I could do more.”はかのワシントン州立大学のDr. JE Alexander(私の師匠1号)が臨床家から送られてきたフィルムに対して十分な答えができていないと感じたとき報告書の最後に入れていた一文です。
「もう少し力になれればよかったのですが」というような意味なると思います。
忙しくなるとついそんな気持ちを忘れてしまいがちになってはいけないなと思いつつ自分への戒めを含めて題にしました。
最近私事で電話がつながりにくい状態が続いていて皆様には大変ご迷惑をおかけしています。8月になり気持ちも一新していく所存です。
でも、暑くてバテていますが・・・
こんなことから淡々と
電話番号やメールの変更などのお知らせを結局のところ出さずじまいでどうしたものかと悩んでいます。
追って出します。
いいえ、今日出します。