台風

 台風どこに行っちゃったのでしょうか。傘持って出てきたというのに。おかげでじめじめだけが残ってしまった。
 台風や雨などものともせず砂町銀座は結構な人で賑わっていました。一体他の商店街と何が違うのかな。今日は休憩時間を使って商店街を歩いてみたけど、何かが違う。人なのかもしれない。売る側が売ろうとしている。ここの商店街を歩いているだけで元気をもらう。すごいね。多分お店の人は意図的ではないと思う。意図的だと怖い。皆が元気で一生懸命なんだろうな。すごいね。一度行ってみるといいよ。きっとなにか思い付くかも。

Dr. Fox の Thoracic Radiology

 はじめてJAHAの国際セミナーに行ってきました。(正確には学生の時以来か・・・)他人のセミナーを聴くのは本当に久しぶりで大変興味深かったです。心臓の専門医であるFox先生はアメリカ・ニューヨーク・マンハッタンのAMCに在籍しています。救急医療も興味の分野だそうです。
 心臓専門医の人の胸部X線は放射線専門医のものとどう違うのかが私にとってのトピックです。時間は朝9:30からごご5:30までの長丁場でした。結果的に大きなは違いはありませんが、私と血管パターンについての認識がにていたと言うことでした。血管パターンについては、私の講義ではほとんど取り上げません。あまり臨床でや役に立たないからです。Dr. Fox も心不全と血管に変化は一致しないと言っていました。さらに、アメリカの放射線の授業では血管パターンについていろいろ教えるから良くないとも言っていました。また、しいて違いを言うならば、放射線科の先生よりもう少しつっこんで心臓の形態について読んでいるようにも思えます。おかげでちょっと新しいことも思いつくに至りました。思いついたことは今はまだちゃんとまとまっていないので書きません。でもちょっといろいろと質問したいことがあったけれどJAHAの雰囲気がよくわからないのでやめといました。
 残念ながら時間の約束があり最後までいられませんでした。最後の方に猫の肺気腫について話がありそうだったのにね。
 やっぱりたまには他人の話を聞きに行かなくてはいけないと痛感してしまいました。

行ってきました ALOKA テクノロジーフェア2006

 7月20日(木)、私には珍しく初日のALOKAテクノロジーフェア2006に行ってきました。今回の目玉は、なんと言っても場所でしょう。誰がなんて言ったって、六本木ヒルズ40階です。建物がいい香りがします。歩いている人がかっこいいです。ちょっと行きづらいですがそんなことは気にしません。だって六本木なんですから。さてそれはおいといて、本当の目玉は、液晶をメインモニターとした超音波診断装置と動物用の最高周波数13 MHzのマイクロコンベックスプローブ、コードレスプローブと言ったところでしょうか。
 液晶をメインモニターとした装置は、まだ発売前でありました。また、フルデジタル機のようですがドップラ機能はなく、まるでSSD-1000の様な装置です。本体の大きさはSSD-1000をちょっとだけ小さくしたもので、注目の液晶モニターは12.5 inc.でほぼB5ノート型パソコンと同じ大きさとなっていました。利点は知りません、安いのかもしれませんし、多分軽いのでしょう。欠点は、ちょっと大きいのと、モニターの大きさがあまりにも小さい。これからどういう位置づけになるのでしょうか。確かに、これからCRTいわゆるブラウン管のモニターはどんどんなくなっていくと思います。そうなると、液晶のモニターに頼らなくてはなりません。早く液晶モニターあるいはそれに変わる技術進歩を望みます。
 つぎは、動物用の最高周波数13 MHzのマイクロコンベックスプローブですが、まだ生産ラインにのっていないようですので、当分デモはお預けです。しかし、確かに13 MHzはちょっと魅力的で大きな利点です。このマイクロコンベックスというのもGoodです。形状は細いペン型で太いマジックインキのような感じです。先端部はちょっと太くなっていて、そのくびれの部分が4角形になっていて、指で押したような形が付いています。そこに指をあててプローブを持つというものなんですが、持ち方を決められるとちょっとやりにくいような気がします。それから、長さなんですが手で握って少しはみ出すぐらいの長さになっています。ちょっと長いのではないか?ペン型に持っても後ろははみ出てしまいます。ペンだから多分長くしたのでしょうが、寝ている動物の下から押し込んだときに動かしにくそうです。本当に持ちやすいのか?がポイントでしょうか。でも、使っているうちに慣れてしまって、持ち味なんて関係なくなってしまうのかもしれません。
 最後に、コードレスプローブです。ついに出ました。ちょっと前まで夢のような話だったのに・・・本当にできるなんて・・・ちょっと悔しい。デモにあった装置は7*7*10cmぐらいの大きさの箱がプローブとなっていて先端がちょっと出っ張っていてセクター型プローブになっていました。お尻からは細いケーブルが出ていてベルトのつけた発信装置つながっていてさらにもう一つベルトにつけたバッテリーボックス?につながっています。発信装置はこれだけ。受信装置は、無線LANのアクセスポイントのような形状のものになっていて、本体はパソコンのようなもので良さそうです。画像もとぎれることはなく滑らかに動いていました。多分技術の進歩とともに小さくなっていくのでしょう。次回のフェアに期待します。でも、簡単に盗難にあいそうですね。セキュリティーは大変そう、プローブが装置から10m離れたら警報が鳴るなどが必要でしょう。
 新しく出てくる超音波装置はデザインが良くなって来ています。確かにヨーロッパで売っている装置は大変かっこいいのですがね。日本もがんばってほしいものです。
 毎回楽しませて頂いています。それにしても、いつもお世話になっている方々長い間つきあって頂いてありがとうございました。 頂いた記念品は、過去に液晶時計や札入れなどありましたが今回はなんとバッファロー製の256MのUSBメモリーでした。それだけでも行く価値ありか!!

ナマケグセ

 一度離れちゃうとなかなか書かなくなっちゃうものなのです。日頃の疲れを引きずって、仕事のストレスを蓄えて、未来への不安を押し込めてまで書くことのほどではなーい。とは言いつつも書き続けていくつもり。ようは怠け癖である。一度書くことから離れるとなかなか書くのがおっくうになってしまう。でもまあ書いているの負担になったらやめるつもりでやってければいのかな。こうやって、訳のわからないことを書きつつ、書き癖をつけ行けばいいペースで書けるようになるかもねーー

Web Log

Web
 Blog とは Web Log のことである。いわゆる個人のインターネット観察日記のようなものである。でもその日記のようなものに、掲示板やトラックバックなどの機能があるのが特徴である。詳しくは1.2.など参照して。
 このBlogを始めてから少し経つが、Blogとは本来はWebを参照して話が始まるのが本当のやり方なのだそうだ。自分のBlogをみてみると、そんなにWebを参照してない。あまり参照できるような画像診断の話がないのである。もちろん新しい機械の話は日々更新されつきない。しかし、実際に世の中にはX線検査や超音波検査などの診断を仕事としている人のBlogがないのである。日本の画像診断医はぼやかないのである。
あえて画像診断という意味では
医用画像トータルコンサルティングのエムネス
遠隔画像診断てれらじ庵
ROCKブログ ”医用画像情報について語ろう”
画像診断としてはないよね。

フィルム読めますか?

「え~そりゃもう。そんなのちょちょいのちょいですよ。」
とまではいかないものの、そういう気分でいつもなにげなくやっていることだけど「フィルムを読む」ってどんなことだっけ?ふと思ったりもする。通常、我々の世界ではこのフィルムを読むという行為を読影と言う。フィルムを読むって言うからには何かを読んでいる。実際にはフィルムに写っているものを言葉になおすことである作業であると思う。文章を読むときは、文字を追ってあまり意味を深く考えなくても読めてしまう。フィルムを読影することも同じようなことかと思う。みんながどのような過程を経て文字が読めるようになったかを覚えているだろうか?一文字一之字を丁寧に順番に覚えていったと思う。そして読影でも同様に画像に見られたそれぞれの変化を、選ばれた言葉になおしていけばよいのではないかと思う。よっぽどのことがない限り生まれつき才能があってフィルムが読めるわけではないのである。いくら記憶力がよくても、いわゆるPhotographic Memory(eidetic memory や total recall とも言う、見たものが細部にわたるまでそのまま覚えることができる記憶力のこと)が優れていたって、それを言葉に置き換えられなくては読影ができたとは言えないのである。基本となる言葉を覚えて、そしてどんな画像の変化のときにどのような言葉を選ぶかはやはりトレーニングが必要なのである。しかし、読影に善し悪しはあっても正解や不正解はないと思う。どのような状態をどの様に表現するかはその人の勉強したり生活したりした環境によって違うはずであり、ある程度は方言みたいなものがあるはずである。同じ画像を見て同じような方向性を持っていればよいと言えるのかもしれない。しかしそれを確かめる方法はやはり混沌としているな。だって、全く同じ症例は2度とは現れないじゃないですか。まあ、その場にいる多くの人に納得してもらえるような読影ができればよいのかな。

PDAとは

Pda_1
 PDAと言われると、いわゆる携帯情報端末(Personal Digital Assistant)か動脈管開存症(Patent Ductus Arteriosus)のことであると思う。相手によって、言っている内容をこちらが判断しなくてはならない。ちょっと大変である。こういった略語(abbreviation)は使い方によっては便利でおしゃれなものになるけれど、使う場所をわきまえないと相手に混乱を巻き起こすことがある。実際にはPDAで調べると(Cis-2,3-Piperidine Dicarboxylic Acid、 Pancreaticoduodenal Artery、 Panic Disorder With Agoraphobia、 Parental Drug Association、 Parenteral Drug Abusers、 Persistent Ductus Arteriosus、 Personal Digital Assistant、 Phorbol 12,13-Diacetate Photodiode Array、 Poorly Differentiated Adenocarcinoma、 Population And Community Development Association、 Posterior Decending Artery、 Potato dextrose agar、 Pregnancy Discrimination Act、 Prolonged Depolarizing Afterpotential、 Pulmonary Disease Anemia)なんてものが出てくる。ここにでている全てが完全医学用語ではないし日本では通じないものや使われないものもあるのでまず間違えることがないと思う。そんなわけで、皆さん注意して使いましょう。わからない時はここで調べてね。
 通常の英会話やメールなどでも略語は使われます。簡単な略語集はNOVAのページにあった。ASAPなんかはよく使われる。これはAs soon as possible (できる限り早く)と言うこと。「今すぐ電話して!!」なんて言う時は、「Call ASAP!!」 なんて使う。
 こんな言葉をもっとやっかいにしている問題として略語の方言である。それは自分の学んだり働いたりした環境で使う略語やその種類などが変わってきたりする。アメリカの獣医界で有名なのは、本当かどうかは知らないけれどニューヨークのマンハッタンにあるアニマルメディカルセンター(AMC)で、病名や検査などほとんどの言葉に略語が当てはめられていて、インターンなどはまずそれを覚えることから始めなくてはならないというものである。しかも、この略語はAMC独特であるもののあると言うことである。これは結構大変だと思う。とくに記憶を得意としない私にはとてもつらいことだと思う。
 私は異常なしという言葉として、NAF(No abnormality found)というものでみんな使っていると思ったけれど、日本では、oB(Ohne (pathologischen) Befund、ドイツ語!)やNP(No problem (found))などがあることを知った。
 そんなわけで、いろいろな環境で勉強した人がいるために私は勉強会ではできる限り略語を使わないようにしている。私自身もわからなくなってしまうこともあるのでね。それではTGHなのでTTFN。
TGH; to go home
TTFN; ta ta for now

Cherry Bomb

Cherrybomb
 花びらの散った桜の木からこんなものができました。最初にできたサクランボです。もうすぐ季節ですね。自分の知らないうちに成長してしまうそんな気持ちになりました。ちゃんと成長を見届けようと思います。

金週間も終わり

ゴールデンウィークは終わりに近づいても天気は最高!!
 でも一応仕事してます。我がサービスは休みでも、本院は営業中なのである。さらに、のどを痛めて1週間になり、病院には行ったものの、のどの痛みと咳が絶高(好)調である。周りの人は忙しくしているものの咳が出るのとまともな声が出ないので受付にも電話にも出ずただひたすら病院の隅でパソコンとにらめっこして、薬の副作用であるボワーンとした気分を思う存分に味わっている。薬局でもらった薬には抗ヒスタミンが入っているらしく、すぐに脳停止状態になる。私はどんな抗ヒスタミン剤でも飲むとボワーンとして世界から隔離されたような状態になり、そして何も考えられなくなり、最終的には気が付くと寝てしまている。今のこの病気は風邪ではないようで、人に伝染しないらしい。でもしょうがないのでこのままでいるしかない。もうちょっとちゃんとした内容のブログも書いている途中なのだが眠いのでなんとなーくこんな内容を書いてしまっている。こんな状態であるものの誰も優しくしてくれないので、後で外でも散歩しようかな・・・結核の光線療法なんて言うのも昔はありましたしね。光でも当てれば良くなるなんてこともないのかなあなんて思ったりもしています。
でも、あれよあれよという間にみんな出掛けてしまった。やっぱり留守番ですか。でも、やっぱ天気いいよ!!

ファインマン

 知っているかもしれないが、ファインマンはリチャード・P・ファインマン(Richard Phillips Feynman)マンハッタン計画にも参加したノーベル物理学賞をとった物理学者(量子電磁力学)である。このノーベル物理学賞は日本の朝永振一郎などとともに量子電磁力学の発展に大きく寄与したことで授与されている。獣医学とはほとんど関係ない。この人を知ったのは物理学の英語での勉強に行き詰まった時で物理学のわかりやすい本を探している時にこの人の書いた「ファインマン物理学」という教科書があるとことを知った。英語でも比較的読みやすい方だと思う。もちろん翻訳でもでています。また、この人のエッセイ「困りますファインマンさん」や「ご冗談でしょうファインマンさん」などはともてもマンハッタン計画やノーベル物理学賞をとった時のことなどが書かれていて大変興味深いものとなっている。彼は尊敬する人の一人である。でもなぜか、ストリップが好きだという逸話が残っている。
 画像診断は物理学の上に成り立っていると言っても過言ではない。例えば、臨床病理は生理化学の上に成り立っているように。診断する部門であり、なんか機器を使って生体内の情報を画像にしてみるというところが重要なところである。その道具として、初めて登場したのがX線検査である。X線検査は物理学的に言うと、通常の運動力学か相対性理論程度で理解あるいは説明できる。そのため、コンピュータ断層(CT)検査法も同様である。超音波検査は、さらに簡単であり運動物理学程度で説明ができる程度である。(CTも超音波検査も実際に重要なのは情報処理あるいは画像解析の分野)しかし、磁気共鳴画像(MRI)検査法となると量子電磁力学がかなり密接に関係してくるのである。そんなわけでMRIを物理学からちゃんと理解するのはかなり難しいことになる。
 X線検査やCT、超音波検査を説明するのは、高校時代の物理の知識だけである程度説明することは可能である。それから、X線やCTついては獣医師になるために受けた放射線の授業での知識が少しでも残っていればもっと簡単に説明できる。我々の身の回りにある物理現象などを利用して説明ができることが多い。しかし、MRIはそうはいかない。簡単には説明できないのである。MRIの物理現象をなかなかイメージで人に伝えることができない。多分私の物理学への理解不足によるものなのである。いろいろと読んでみたけれどよくわからない部分がある。何となくはわかるのだけれどね。皆さんはどこまでわかって読影しているのか不思議です。ちょっと皮肉を言うと、「そんなに物理学が得意ならそっちの世界に行っていれば良かったのにね」と言ったところでしょうか。でも、撮影されたMRIの画像のプリントアウトを見ると、撮影した人がどの程度理解して使っているかがわかるような気がする。もちろん、撮影したときの状況などが関係しているとは思うけど。ファインマンさんの本に「科学は不確かだ!」があるが、私の知識も不確かだ。

水曜どうでしょう

 「水曜どうでしょう」知っていますか?大泉 洋 がでているHTBの作成している番組です。出演者二人とディレクター二人でやっている。とってもゆるーくてくだらないけどおもしろいよ。HPもある。でも、関東近辺ではtvkでしか見られないかな。DVDもでているって。皆様もゆるーい時間を過ごしてください。

読影の仕事

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 ちょっと驚きなのは、メールを使えない人がいると言うことである。携帯メールでさえもおぼつかないと言うことである。Communication illiteracyとまでは行かないもののあまりにもひどいと思う。スタンダードに使っているコミュニケーション方法がその人だけできないので、意思疎通することができないのである。使う努力さえもしない。でそのような人は基本的にパソコンを使用することができないあるいは、使用できないという原因からかインターネットさえもやらない人が多い。でも、Yahoo!やGoogleで検索できる情報には莫大なものがあり、玉石入り乱れている中で選択して売られる情報と、世の中の状況を理解する上で新聞やテレビなどで限られた大きさで他人によって選ばれた情報のみを得るのとではかなり違う。実際の社会を生活する上でも、パソコンあるいはインターネットができるかできないかでは、違った世界に住んでいるあるいは世界を同じように感じているわけではないと思う。実際に両者は分かり合うことができるのだろうか。
 いつものことながらX線読影の仕事をしているわけだが、読影の結果報告で困ったことになることが多い。とりあえず依頼書というのがあって、そこには、X線読影を報告する方法として、ファックスやメール、電話、「報告いらない」の4種類あげている。「報告いらない」の場合は、報告書をX線写真返送の際に新しい依頼書や請求書などと一緒に宅配便で送り返している。ファックスの場合は、PCから直接ファックスを送信しているので、あまり劣化していない状態で送れていると思う。メールの場合は、報告書をテキスト形式で記載しているのとpdfのファイルを添付して送っている。一番問題なのが電話での報告である。電話を使い慣れた人にとってはそんなに問題ないことかもしれないが、仕事で動きまわる私としてはこれが一番辛い。相手の通常の診療時間は朝9から遅くても夜8時ぐらいであると思うが、この時間内に電話で連絡できるような状態にないことが多い。電話で報告する場合には、私がその場で送られてきたフィルムを見ながらお話ししているのが前提としていることが多くそのためにはシャウカステンなどがあってその場でフィルムを見てる状態でなくてはならない。これは非常に時間がとられるし、拘束されるし、車や電車で移動する私には困難なのである。ちょっと電話してもらえばいいからなんていわないでほしい。それが一番大変なのだから。昼間に時間がないということもあるが、深夜だと他人や電話などにじゃまされず考えをまとめやすいので、読影するのは深夜(たいがい夜12時以降だね・・・)なのでこの時点では電話することはできない。ファックスやメールはできる。次の日に時間があれば電話することが可能であるが朝から何かと移動してしまう場合にはなにかと電話するタイミング逸してしまうのである。そのため、依頼書の報告の電話の欄の近くには「電話の場合時間などの都合により連絡が遅れることがあります。」と書いてあるわけなのです。ですから皆様どうぞ使用上の注意をよく読んでご使用ください。
 写真は打ちのめされた病院の前においているポール。業者のトラックなんかが平気で病院の前に駐車するので病院の前にポールをおいている。この車は病院の前に駐車した上に、このポールをとばして重しにしていた小石をばらまいている。何も謝りもせずに立ち去ろうとしたのでちょっと声を荒げてしまった。いったいどーするのよこの状況。怒

 もうそろそろ桜が咲く。今日近所の遊歩道を散歩してそう思った。桜が咲く頃のなるとわくわくそわそわするのは日本人だからか。こんなところでナショナリズム精神を出してもしょうがない。でも日本人なのだもの。嫌でも日本人であることは感じずにはいられないものだ。
 WBCで日本が優勝した。喜ばしいことである。数日前までWBCが何のことかわからなかった。World Baseball Classic のことである。私は野球には全く興味がない。イチローは知っている。ゴジラも知っている。野茂、王、長嶋なんかも知っている。大魔神と新しい奥さんは近くのデパ地下で買い物をしていた。こんな私が、野球中継なんか見るわけもない。でも見ていた。韓国戦や決勝のキューバ戦・・・見てしまった。もちろん、こんなに進行の遅いスポーツをはじめから最後まで見るわけもないけれどもチャンネルを変えながら所々見ていた。私にしてみたら快挙である。こんな時にこそ偽善的な patriot を名乗ってしまうのである。納豆や鮨なんかを食べていて「あー日本人でよかった」なんて訳のわからないことを言ってしまうのと同じである。それにしても日本優勝おめでとう。

死後の世界から

 気が付いていないだけかもしれないけれども、幸いにも私には幽霊が見えない。いるかいないかの話は別として見えないから信じないとは言いたくはない。見えないものをいないと証明するのは難しい。
 たまに依頼が来るのが死後の症例である。「この症例は死んでしまったが何かないか」とか「見逃してはいないか」といったものである。勉強熱心なのである。死後の症例はもうすでに死んでしまっているということを含め何らかの形で答えが出てしまっている。こちらとしてもコメントが難しい。剖検や病理やっていようがなかろうが、X線検査の所見には関係がないと言えるが、「死んでしまった」という情報はコメントする場合やX線診断を下す際には違ってきてしまう。だって死んでしまったんだもの。フィルムに写っているものが死に関係しているかどうかなんてわからないことの方が多いのではないか。ましてや、「どの様なことをすればよかったのか」と言われても希望するような答えを出すことはできない。「死ぬ前に私の所にこのフィルムを送ってきていればよかったのに」なんて言うほどおこがましいつもりはない。それでも、あれやこれや何でも検査や治療ができれば助かったのか?そうでもないような気がする。次に同じような症例がきたときに、この症例を通して得られたもの生かせるか?それもその時点になってみなくてはわからない部分が多いと思う。死んだという事実はこれらのフィルムの見えない部分に隠れていることが多く、実際にフィルムに見えているものが死につながっていると言えることはほとんど無い。見えないものを証明するのは難しいのである。
 「この死後の世界からよみがえってきた症例はいったい何を語ろうとするのか」なんて考えてしまうわけではないのだがいわゆる死んでしまった症例のX線検査の読影はとっても難しい。だからといって適当に(送ってきた獣医師が望んでいるような答えのみを書き連ねてごまかすようなこと)済ますわけにはいかないと思う。死んだという事実を忘れてあたかも今生きていると考えながら読影していくのが一番よいと思う。たとえ、送ってきた獣医師が望んでいるような答えにならなかったとしても。でも、これだったら幽霊が見えてもよかったかもとも考える。だって本人に聞けるのが一番だもの。

道路通行

 以前から行われていた近所の線路の高架工事の進行にともない、先日新しく道が高架下に開通した。その道は太い道同士をつなぐように作られ、以前あった高架下を通る変則時間制一方通行の小道に並んでできた。これによって、商店街と線路および駅の間を通っていた細い道に車があまり流れ込まなった。でもこの道のおかげで、バスの通行やアホな信号や交差点構造によって起きていた朝の交通渋滞がかなり解消された。これで、車の流れが変わる。はたして、街は変わるのか?商店街は変わるのか?
 ここの商店街はややさびれている。店舗数は増えたり減ったり小康状態を維持という感じでしょうか。確かに町の振興は難しいと思う。あえいでいたってなかなか進むものではない。ましてや何をやっているのかわからない人たちが集まってあまりやる気のみえない状態ではなおさらでしょう。さらに、商店街の店主は高齢化が進み跡継ぎはいるのか。ちゃんと家業を継いで次の世代につないでいけるかなんてことでさえ今の社会情勢からは問題である。やはり何か「Break Through」が必要であろうかと思う。言い出しっぺがやらなくてはいけない状態ではなかなか良いものができないしね。でもせめて、商店街の店舗を増やすことに努力が必要でしょ。
 あーあ、やはりこの商店街はさびれている。でも、それをやっている時間は私にはないしね。暮れゆく商店街に憂いを感じずにはいられない。結局変わらずか・・・

結構大変

 もうすぐ春。特に思い入れがあるわけではない。ただちょっと楽しい気分になってきているだけである。さらに、明らかには?花粉症ではないためなお気楽である。
 さて、画像診断にかかわって来てからかれこれ約15年になる。仕事とは言え、なんか一つのことにこれほどまでに関わって来たとはない。つくづく思い返すと感無量である。はたしていつまで続くのかあるいは続けることができるのか?一番心配なのが視力である。最近では目が弱くなってきているのか、長時間フィルムを眺めているのがつらくなってきている。
 実はもうすぐ誕生日である。生体は正直で老化はあなどれない。体力低下したり、思考速度、視覚認識力なども低下している。
 そして、今月の頭から新しく「雑誌を読んだ時用のブログ」を始めた。

難しいね

hod
Rubbish, rubbish!
「ダメダメ」とか「いかんいかん」という意味になると思うけど、実際にはrubbishとはゴミのこと。
It’s a rubbish!
「なんとばかげたことか」と使ったりする。
友人であった内科のレジデントの口癖である。
何事につけても「rubbish、rubbish」といっていた。なぜ2回?
でも実際にはアメリカ人はあまり使わない。彼はオーストラリア人であった。イギリス人も使うのか?
最初何言っているのかぜんぜんわからなかった。まあ、たいがいのオーストラリア人のしゃべる英語は理解するまでに時間がかかるものである。でも響きがおもしろいので知らずの内に覚えてしまった。意味も何となく後からついてきて、つい最近になってネットで調べたぐらい。だいたい当たっていた。
X線の読影で実に困るのが「これは何ですか」という質問である。X線写真に写っているちょっとしたものが気になるというのである。でしかも何で写っちゃったか知らないけれどどうしたらいいのかとかいうことが通常の内容である。こういったものは誠に申し訳ないけれどもこちらでも答えがないことが多い。10中8か9はわからない。でもわからないとは言いたくないので「あーではないかとかこーではないか」といろいろ思いを巡らせているふりをしてごまかすのである。たまに経験上こんなのではないかという答えが出ることがある。しかしそれはごく希なことであり、そんなことを期待してはいけない。いやでもそれを期待している人が多いのかもしれない。多くの場合、これは「じゃあもう一回撮ってみようか」とか「ちょっとポジション変えて撮ってみようか」とが「撮影方向変えて撮ってみようか」とか言った単純なことで解決できることがあり。でもほとんどの場合もう動物はその場にいないし次撮る機会もいつあるかわからないと言う状況であることが多く、どうしようもできない。これができるととってもいいんだけれどね。だからちょっとでも疑問に思ったら撮り直ししようよ。
写真は(肺性?)肥大性骨症。中手骨背側や橈骨頭側の骨膜反応や手根関節には変化が出ていないことが特徴的。胸部のX線検査をしましょう。

超音波セミナー最終回を終えて

 やっと終った。5年もの間よくやったものである。長かったようで、やっぱり長かった。紆余曲折があったけど、最後の終り方には多少問題はあったけど無事終えることができた。このような機会を与えてくれたKuさんにはお礼を言いたい。なんだかんだほとんどこれらのシリーズにつきあってくれたKi先生には大変ご迷惑をおかけしたしお世話になった。実際には、良いこと良くないこといろいろあった。いろいろな人に出合えたのは良かったと思う。それと、超音波検査法をいかに示せばよくわかってもらえるのかということがすこしながら見えたというか、よく考えさせられるきっかけをもらったと思う。しかし、自分は人に教えるのはあり上手くはないぞとことがわかった。人前で話すのが嫌でたまらないということもて含めてね。
 でも何らかの形でこんなセミナーを続けて行くのも必要かと思う。なかなかこのような Hands-on または Wet-Lab あるいは -Labo のセミナーなんてないよねェとも思う。ただ場所がねないんだよね。超音波検査法は実習やデモンストレーションなしでは考えにくい。実習をやって実際に、超音波検査法の楽しさをわかってもらえればいいと思う。デモンストレーションをやって、手本となるような画像を見てもらってそれを目標としてもらえれば幸いである。
 さてこれで、日本動物病院看護師学院(AJVT)ともお別れである。ここで第1期に卒業した人を何人か知っている。彼等はとても頼りがいのあるVTとなっている。AJVTの残した功績は小動物の世界では大きいものと思う。Kuさんお疲れ様でした。

青空文庫

book
 先日、ネットで調べごとをしていたら「青空文庫」なるものと見つけた。これは、著作権が消滅した作品と「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを集めたインターネット電子図書館のことである。集められたものは、夏目漱石や森鴎外などの文学作品や翻訳作品などもある。まだ見つけてから日が浅いために、隅から隅まで見たわけではないが、とてつもない量の作品がある。掲載されている作品はHTMLや独特なエキスパンドブックブラウザーという形式で読むことができる。このエキスパンドブックブラウザーを使用すると実際に本を読んでいるようにページをめくり読んでいくことができる。
 近代小説とでもいうのか、明治から昭和初期の文学は、大学浪人時代に読みあさったことを懐かしく思う。実は子供の頃は読書は大嫌いであった。でも、大学受験中は何かと文学作品を読んだものである。まあ現実逃避である。その癖は今でも少しは残っていて、時間を見つけては読んでいる。最近では現代文学の普通のはやりものの文学で文庫本になったものやいわゆる実用書といわれているものなど中心である。でも残念ながら読むのが遅いのでたくさんは読めない。速読試したけど身に付かなくて・・・
 実はある2つの文学作品の書き始めについて少し気になったので調べ物をしていたのである。その一つは「流れに棹させば流される・・・とかくこの世は住みにくい」などという書き出しは夏目漱石のなんていう作品だったか思い出せなくて気になってしょうがなくて調べていたのである。
実際は・・・ ちなみに()内はふりがな
山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。
 智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。
というものである。全然違うね。うろ覚えもいいとこだね。これは夏目漱石の「草枕」の書き始めである。ちょっと嫌なことがあって一人で歩き回っているといろいろ考えてしまうよね。わかってよかったよ。
 次にもう一つ調べていたのは、「近頃ちまたで流行るもの・・・盗賊?・・・火付け?・・・」なんていうのがあったような気がする。調べても出てこなかったけどね。探し方悪いのね。うーん気になる・・・
 本はアマゾンで買っている。本当は実際に手にとってからかいたいけど時間がないからね。