ブラックジャックの必要性

日経メディカルオンラインの記事で外科にブラックジャックは必要ない!
手取屋岳夫(昭和大学医学部胸部心臓血管外科主任教授)先生が書いています。
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「職人気質が、革新的技術の導入を遅らせてしまった」と言っています。それに、「外科医に第一に求められているのは、他人に真似のできないような“匠の技”ではないはずです。そんな技は、手術ではなく手品でしょう。手塚治虫は大好きだけど、現実の外科には、ブラックジャックは必要ありません!」と結んでいます。
よくわかる気がします。外科医に限ったことではないと思います。このことは医療に携わっている多く分野が関わっていることだと思います。
医学は何を目指すのかをよく考えるとわかってくると思います。まず医学は、学問であると言うこと。これはすべての人に道が開かれていると言うことで(身体条件など適正がない場合もあるでしょうが・・・)、誰にでもチャンスがあると言えます。そのために、学問および教育を行うのであり多くの医師の医療レベルの向上に役立っているものであると言えます。世界でたった一人の外科医にしかできないような手術も必要であることは確かです。しかし、現状で様々な人間が医師や獣医師を目指している以上、誰でもできるような技術や方法の開発は重要なことであると考えます。多くの医師または獣医師(多分60とか70%)ができるような簡単でわかりやすい技術が必要であると考えます。日本の先生方の間でよく言われていることなのですが、アメリカ人は不器用なので専用の器具を使わないと手術ができないとか・・・。いやいや不器用な人たちでもその器具があれば手術ができると言うことなので、それほどすばらしいことはありません。いわゆる器用な人しかできないような技術は十分ではなく、この器具を使用すればある程度の知識を持ったほとんどの医師や獣医師がなし得るようなものが理想的と言うことでしょう。そして医学のもう一つの目的である命を救うことや生活の質をあげることにも、十分に関わってきます。様々な技術がより多くの医師や獣医師に広がって皆で知識を共有し合い同じ認識のもとで技術を行われてこそ多くの命を救ったり生活の質を向上させたりすることができさらには、その技術や器具などの値段が安くなってくると言うことになるのだと思います。
数人の医師や獣医師にしかできない医療は命を一握りしか救うことができない。多くの医師や獣医師ができる技術は、より多くの命を救うことができると言うことなのですね。単純にそれだけではないと言うことはわかっています。でもやはり、多くの医師や獣医師にできるような技術を基本とした医療を目指さなくてはいけないのでしょう。
何かまとまりのない文章になってしまった・・・。

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