現在の獣医画像診断の推薦図書

今までいろいろな画像診断のなかでも教科書が出てきて(中には消えていったりして・・・)、バージョンアップを繰り返して最初はいい加減だった本もだんだんと良くなってきていたりして感心したりもします。
が、しかし値段が高いしハードカバーで持ち歩きにくいし結局どの本をみても内容は似たり寄ったりで目を見張るものはありません。
しかし、かつては胸部X線診断と腹部X線診断では各教科書があり重宝したものでした。胸部では、LLLセミナーで翻訳版が買えます。原本は絶版になっていて、著者(Peter Suter)が自分の国に帰ってから自費出版的なもので出版されていたような気がします。腹部の本はとっくの昔に絶版になっていますしね。
英国で出版されている臨床獣医学の本のシリーズがあります。BSAVA(British Small Animal Veterinary Association)から出版されているもので、昔は内容がちょっと足りなかったり不正確だったりしていたのですが、最近ではだんだん良いものがみられるようになりました。
画像診断に関してはManual of Small Animal Diagnostic Imagingとういう画像診断を総括した本がありました。これはね・・・ん~っ・・・、という感じのものでした。
さて最近では胸部と腹部、筋骨格という3冊が出ています。どれも、題名の最後がImagingとなっていることから、X線検査にこだわったわけではなく、X線検査および超音波検査、コンピュータ断層(CT)検査および磁気共鳴画像(MRI)検査を含んでいます。内容もちゃんと書かれていて、絵も綺麗でお勧めです。いずれもとっても新しい本ではありませんが内容的には十分です。
値段はそれぞれの個人によって感じ方が違うのでしょうが、いずれも1.5万円以内で買うことが出来ます。
日本のAmazonでは以下です。最近ちょっと日本のAmazonに不満がありアメリカのAmazonにもリンクを張ってみました。値段的には、アメリカのアマゾンで注文した方が少し安いです。発送してから到着まで輸送に時間がかかるのが難点ですが、急がない場合にはよいと言えます。
日本のAmazon

アメリカのAmazon

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です