9.11

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 NYでテロがおきてからもう5年にもなってしまった。アメリカ本土で戦争も起きたこともない人たちにとってこのテロはとっても驚きや恐怖であったことだと思う。かつて原爆を落とされた我々も戦争を経験したことのない世代になった今、もし同様のことがおきたらアメリカ国民の反応とはさして変わらないものであるのだと思う。(サリン事件あったけどね、あれはれっきとしたテロでしょう。ただテロリストと対象が国内だっただけ。それはハルマゲドン!?をおこすためだったっけ?) 結局、世界貿易センタービルに登る機会はないままになってしまったのが悔やまれる。以前行ったときは下から眺めただけであった。世界貿易センタービルのてっぺんからの眺めはさぞかし良かったのだと思う。高校の時の同級生はNYで仕事をしていて、彼の友人・知人が何人かこのテロで亡くなっているという。直接の知り合いではないものの多くの人がこの場所で死んだ。この世界貿易センタービルがあった場所は、グランド・ゼロ(Ground Zero )と言われている。このGround Zeroとはかつて原爆が投下され爆発した地点のことを本来は指していた。現在では、この世界貿易センタービルなど重大な事故や事件が起きた場所の中心部を呼ぶ。まったく人に原爆落としておいて自分が(原爆に比べ)この程度被害でグランドゼロとはと思わざる終えない。テロ当時のアメリカ合衆国大統領の対応が問題になっていたが、この人は結局これでアルカイダとの関わりを疑ってイラクに戦争したけど今になって何もなかったなんて報告を受けていったいなんて言うつもりなのか。あれはあれで良かった。サダムフセイは結局始末しなくてはいけなかったから、そして、何れはイラクもつぶさなくてはいけなかったから、それはそれで良かったなんて言うのでしょうか。日本の首相はイラクとの戦後大量破壊兵器が見つからないときの発言として「フセイン大統領が見つかっていないから、大統領は存在しなかったと言えますか。言えないでしょう。大量破壊兵器も私はいずれ見つかると思う」なんて言っていました。こんな発言をする人を信じてられる国民は幸せだなと思う。だってサダムフセインには会ったことがある人がいるだろうけど、イラクの大量破壊兵器を見たことがある人はいないじゃあないですか。きっと大規模なテロにあっても、こんな調子で日本の危機も簡単に切り抜けていくのだと思う。
 9.11で思いついたことをまとまりなく書いてしまった。とにかく、たくさん亡くなった人たちの冥福を祈りつつ、たいしたことはできないけれどこんなことが二度とおきないことをただひたすら願う。