CAD

通常CADと言ったら Computer Aided Design あるいは Drafting あるいは Drawing のことでコンピュータ支援設計のことです。でも、最近の医学領域での CAD と言ったら Computer Aided Detection あるいは Diagnosis のことで、コンピュータ支援診断のことです。
乳腺の超音波検査は知っていると思われますが、診断がちゃんとできるようになるにはある程度経験が必要です。まあ、このことは超音波検査全般について言えることです。
でも、乳腺の超音波検査をCADで精度を上げることができるらしいのです。でも、経験を積んだ人が検査した場合は精度は変わらない(上がらない)とも言われています。
このようなCADはやはり乳腺のように限られた臓器なのだと思われます。医学ではやはり1臓器という見方が行われるかもしれません。まあ、そもそも動物で乳腺の超音波検査は行われません。
動物のデータの蓄積や形状や大きさ、種類の多様性を考えると動物への応用は無理そうですね。 Me Assisted Diagnosis (MAD) なんてね。
超音波検査の教える身としては、心臓や眼、脳以外は1臓器のみの超音波検査は推奨していません。たまに、泌尿器系なんて言って、膀胱と左右腎臓で終わりにすることもありますがこれは通常継続的な観察の時だけにしています。
CADではないですが超音波検査のセミナーで実習をやっている時に「超音波検査装置が臓器の場所や名前を教えてくれたいいのにね」なんて言われてしまいます。(実習中は私が後ろに立ってアーダコーダ教えている。いつも私が後ろに立って教えてるわけ行かないので自分でやれるようになってくださーい。)実際にそのレベルまで超音波検査装置の性能が向上?するまでまだまだ時間がかかるとは思いますが、このぶんだと少しずつそちらの方向へ向かっているのですかね。

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