最近のトピック

 最近のトピックと言っても、人医ネタですが、アメリカの画像診断業界では乳腺癌の検診のことがやたらと多いですね。アメリカ人に発症が多いと言うことと関係があるのでしょう。基本となる画像診断装置はマンモグラフィーであとMRI、超音波検査という感じで続きます。我々の業界では全く関係のないことなのですね。猫の乳腺腫瘍の早期発見なんてトピックにもなりはしない。でもマンモグラフィーの板でつぶす装置は我々の業界で何か応用できないものかしら・・・。でも実際には軟部組織の詳細な変化を捉えるという意味ではマンモグラフィーのシステム(X線発生装置からカセッテとフィルムまで)はとっても優れています。エキゾチックなんかにも使えるほどなのでしょう。まあ今ではマンモグラフィーにもデジタル化の波が来ています。確かにデジタルでもきれいですね。でもちょっと値段が高いのは仕方ないでしょう。基本的には軟X線を使用していて小焦点からX線を発生させているので軟部組織の分解能があがり散乱線が少ないというかにじみの少ない画像が得られます。まあフィルムの方も工夫がされていて、片面乳剤であることなどがあります。マンモグラフィーのシステムを使用してちゃんと撮影されフィルムはとってもきれいですね。
 超音波検査装置は乳腺専用と言ったものは見ていないですね。でもMRIは乳腺専用という装置があります。うつぶせに寝た状態で重力に引っ張らせて撮影するという感じですね。そこでバイオプシーもできてしまうと言うことらしいです。どんな感じかは想像にお任せします。というかこのページにまとめてあります。ビデオもありますので興味のある方はどうぞ。
ということで乳腺ネタでした。

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