極小動物用超音波診断装置

こんなのあったんだ!
小動物用の超音波診断装置 (http://www.nepagene.jp/catalogue/np60r.htm)はいかがでしょうか?会社はネッパジーン (http://www.nepagene.jp/)という会社でバイオテクノロジー系の会社です。
と言うか眼科領域の超高周波を利用した超音波診断装置は結構あるけれども、用途を小動物に限定したことはすごいと思います。技術の進歩はかなりものなのか、今まで技術の応用なのか実際に使用してみないとわかりません。これを買ってどうこうとは思わないけれども、こういう装置が作れるようになったと言うことはすばらしいと思います。
このような小動物対象で問題になることは、高周波数のプローブと皮膚とのコンタクトだと思います。実際に、獣医業界では毛が生えている動物が対象であることがほとんどであり、それとうまくつきあわなくてはいけなくなります。もちろん毛を剃るというのは一番の方法ではありますが、やはりそれでは飼い主への対応が十分であるとは言えないと思います。中には毛を剃ってもらいたくない飼い主は結構多いものなのです。まあ有無を言わさず剃ってしまう施設もありますが・・・。
このような装置のようにレアな用途ものは、通常値段はとっても高いと想像します。買うんだったら三台目の装置としてでしょうか・・・。買わない?

Dual-energy CTはすごい

Dual-energy CTは管球を二つ持つCTのことで獣医業界では普及していません。(いやいるかも・・・!)利点は簡単に言うと二つあります。1.2倍の早さで撮影することができます。2.2つの管球のエネルギーを変えることでX線の質を変えてより2種類のデーターを得ることができ組織解像度を上げることができると言うことあります。
さて、これは通風の緊急時の撮影にこのDual-energy CTが役に立ったと言うことなのです。通常のCTいわゆる今のマルチチャンネルのヘリカルCTでは診断ができなかった慢性の通風を診断することができたということですね。多分この場合、上の利点の2.方の利点である組織解像度の向上が役に立っていること言うことみたいですね。
一般的には微細な石灰化などの発見に役立っているようですね。早く値段が安くなって獣医業界でも持っている人が出ないかと期待しています。
以下参考までに・・・。
American College of Radiology / American Roentgen Ray Society
Dual-energy CT accurately diagnoses gout in acute, emergency settings
A medical imaging technique called dual-energy computed tomography (CT) is an effective and reliable way to diagnose gout in the acute, emergency setting, according to a study published in the April issue of the American Journal of Roentgenology (www.ajronline.org). Dual-energy CT is an advanced medical imaging technique that can detect vessels and bones and display them in clear contrast to one another. It enables physicians to diagnose many patients’ conditions faster and more accurately as it can better characterize tissue composition better than conventional CT.
Gout is an extremely painful kind of arthritis that occurs when uric acid builds up in and around the joints. “Doctors often use clinical features to diagnose gout, however many other diseases can mimic or coexist with it and conventional imaging techniques like X-rays, ultrasound, and conventional CT are not specific enough to facilitate a diagnosis,” said Savvakis Nicolaou, MD, lead author of the study.
The study, performed at Vancouver General Hospital in Vancouver, BC, included five cases in which the diagnosis for gout was made or excluded on the basis of dual-energy CT. “In every case, conventional imaging techniques were used before applying advanced dual-energy CT technology, however we were not able to make a diagnosis based solely upon those findings,” said Nicolaou.
“To our knowledge, dual-energy CT is the only imaging method described to date that can confirm the diagnosis of topheceaous (or chronic) gout with high accuracy,” he said.
“Dual-energy CT is an exciting problem-solving tool that can reliably diagnose the presence of topheceaous gout, therereby expediting patient treatment, potentially reducing the burden of chronic complications associated with gout,” said Nicolaou.
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This study appears in the April issue of the American Journal of Roentgenology. For a copy of the full study or to request an interview with Dr. Nicolaou, please contact Heather Curry via email at hcurry@acr-arrs.org or at 703-390-9822.

USTREAM

USTREAM(ユーストリームという、以後UST)はパソコンに接続したカメラとマイクを使用してライブ放送を行うことができるものである。このライブ放送を視聴しながらツイッターやチャットもできる。YouTubeは10分ちいう制約がありライブではない。目的が違うのである。
さて、このUSTは誰でも簡単に放送を行うことができる。
で、実際にテストしてみた。ノートPCにEmobaileを接続して、それにCannonのIXY M5をUSB接続してフリーソフトのUSTREAM PRODUCERを立ち上げてログインすると、もう放送が開始できる。
ネット環境が良くないので細切れになってはいるが、十分見ることができたのはすばらしいことである。
すごすぎる。
Ustreamproducer
さて、ここまでである程度の環境があればネット放送をができることがわかった。次は何をするか!!である。
ぜひお試しあれ・・・。たとえば、パピー・パティーのストリーミングなんてね。

そしてTwitterは

結局、現時点でTwitterは私にとって「はまる」ものではありません。つぶやくことがありません。忙しいとかではなくそんなに興味がないのかもしれません。
とか思っていたけれども実際には、誰でもあえて「つぶやく必要はありません」ということ。仕事や遊び(時間つぶし)のツールとしてしようルことができるのである。
ただ、やはりオンタイムで、情報のクオリティー(質)やリライアビリティー(信頼度)に関しては一切保証はないものの、皆さんが発している情報はすさまじい量であることは確かです。使い方次第では情報収集には最適であると言える。
そして、このツイッターを応用して広がるネット上の情報交換などはすさまじいものがある。単につぶやくことだけではなく、情報の発信や情報交換にも適しているツールであると言うことらしい。
会社内で限定で使用する方法もありなのでしょう。社員がつぶやくことで会社の状態を知ることができ、お互いの意見などは非常に手軽にできると言うことがいいと考えます。まあ各社員がPCにいつもオンラインあるいは仕事しながらみることができる状況ならかなり有効なものとなるでしょう。緩いつながりの仕事などでもできる業界ならだいじょうでしょう。そう言った意味では、病院や動物病院などの我々の業界ではちょっと使いにくいかもしれません。
とにかくここには膨大な量の情報がある。とてつもない情報をどのように選び出すかが重要な鍵となるのである。どっかの大臣も言われていたように情報の信頼度が不安定である。
どの人の発言を選択するかは自由であり、いろいろと自由である。
少なくともこのツイッターを利用してしったこととしてツイッターを利用した動画配信サイト Ustream http://www.ustream.tv/ がある。非常に簡単に上質なライブ映像をネット上に流すことができるのである。詳しいことはまた後ほど。
もう一つは、Evernote http://www.evernote.com/about/intl/jp/ 。これは情報クリッピングソフトとネット上のサイトをかなりシームレスに使用することができるものである。
ということで、私とツイッターのつきあいは続くのである。
そういえばこの間、知らない人に「インテリぶってません?」なんて突っ込まれました・・・。すみませんが返す言葉がありません。少なくともぶってません。
最後に「初めてのツイッター」というツイッターを楽しむための4つの方法が書いてあるページがあるので参考にして。

うつ病と画像診断

うつ病が画像診断でわかるようになったと言うことが今結構話題になっているようです。使用される画像診断は「光トポグラフィー」???ってなに!
光トポグラフィーは、近赤外線スペクトロスコピー (NIRS: near-infrared spectroscopy)が正規名称らしいです。日立メディコが光トポグラフィーという名称に対して商標権を持っているようですね。開発したのが日立メディコらしい。まあいずれにしてもこの装置は赤外線を利用して、脳の前頭葉の血液内のヘモグロビンを観察し、血流量を計測することを目的としていて、これだけで70%はうつ病が診断できるらしい・・・。出てくるのは血流分布の画像?グラフ?日立メディコのホームページに詳しい解説が載っています。
でも、画像診断ではないような気がする。よくわからん装置を何でも画像診断にしないでほしい。
うちらの業界では内視鏡も画像診断だって・・おかしいよね。まあ放射線科が外科の一部と言うところもあるぐらいだからね・・・。
うつ病と光トポグラフィーに興味ある人はPDFがありますのでどうぞ・・・「depressionNIRS.pdf」をダウンロード

CAD

通常CADと言ったら Computer Aided Design あるいは Drafting あるいは Drawing のことでコンピュータ支援設計のことです。でも、最近の医学領域での CAD と言ったら Computer Aided Detection あるいは Diagnosis のことで、コンピュータ支援診断のことです。
乳腺の超音波検査は知っていると思われますが、診断がちゃんとできるようになるにはある程度経験が必要です。まあ、このことは超音波検査全般について言えることです。
でも、乳腺の超音波検査をCADで精度を上げることができるらしいのです。でも、経験を積んだ人が検査した場合は精度は変わらない(上がらない)とも言われています。
このようなCADはやはり乳腺のように限られた臓器なのだと思われます。医学ではやはり1臓器という見方が行われるかもしれません。まあ、そもそも動物で乳腺の超音波検査は行われません。
動物のデータの蓄積や形状や大きさ、種類の多様性を考えると動物への応用は無理そうですね。 Me Assisted Diagnosis (MAD) なんてね。
超音波検査の教える身としては、心臓や眼、脳以外は1臓器のみの超音波検査は推奨していません。たまに、泌尿器系なんて言って、膀胱と左右腎臓で終わりにすることもありますがこれは通常継続的な観察の時だけにしています。
CADではないですが超音波検査のセミナーで実習をやっている時に「超音波検査装置が臓器の場所や名前を教えてくれたいいのにね」なんて言われてしまいます。(実習中は私が後ろに立ってアーダコーダ教えている。いつも私が後ろに立って教えてるわけ行かないので自分でやれるようになってくださーい。)実際にそのレベルまで超音波検査装置の性能が向上?するまでまだまだ時間がかかるとは思いますが、このぶんだと少しずつそちらの方向へ向かっているのですかね。

USB超音波診断装置

こんな物もあったんだ!
Noteusbus
USB接続の超音波診断装置
Voyager (Ardent Sound Inc.) 英語
Voyager (ライフサイエンス コンピューティング 株式会社) 日本語
買った医師のブログ(ごめんなさい。勝手にリンクしています)
もう知っていたらごめんなさい。見た感じコンベックスのプローブしかないみたい。10Mhzのコンベックスだったら動物でも使用できるかな。でも、何かこのメーカーの別の装置には高周波数のリニアのプローブがある様子。いずれにしても、カラードプラやドプラはついていない様子。
値段はいくらなんだろう?
50万円ぐらいなら買うかな。そもそも買わないかなー・・・。

クラウドコンピューティング

Cloud
クラウドと言えば雲のこと・・・。雲上でコンピューターが働いているという感覚で、実際にはマイクロソフトオフィスなどのアプリケーションを自分で持たず、インターネット上にあるソフトをインターネットを介して使用するというものである。このことで、ソフトの購入や管理などのリソースを低減させることができ、この方式をとることでPCの性能もそれほど高ものは必要ない。必要なのはインターネットにつなげることができる環境である。特に大きな会社などでは一つ一つのパソコンにオフィスのプログラムを買い与えることはコストの面で負担が大きく、管理など大変なことが沢山ある。この方式をとることで自分でソフトを管理する必要が無く、PC性能も必要ないことで更にコストの削減につながると言うことなのである。データは自分のところやネット上においておけるというメリットもある。
アメリカでは医療でもクラウドコンピューティングを導入する動きがある。日本ではまだまだの感じであり、やはり日本人の感覚ではまだまだネットに対する過剰反応というかとにかく信用できないということかもしれない。
医療システムとしてのクラウドコンピューティングは、顧客管理などに使用することはデータの管理上どうかと思うけれども、動き回る画像診断にはうってつけのような気がする。
家でも出先でも大きなソフトを使用しなくてもネットにつなぐだけで画像診断ができる。なんてすばらしいこと。ネット上にインターネットディスクなるサービスも多くあり自分で持ち歩く必要はない。
いずれにしてもセキュリティーの問題はちゃんと解決しておかなくてはいけないと思う。でも、便利そう・・・。
5分でわかるクラウド・コンピューティング
クラウドコンピューティングを使用したDICOMシステム DRsystems

そう言えば気になる家

Ie01
3月になってしまってもうどうしましょうか。気温もだいぶ上がってきて過ごしやすくなってきた。ねむいか・・・?
デジカメの写真を整理していたら、前々から気になっていた家の写真を見つけた。環七沿いの内回りで目黒区付近だったような・・・。この写真を撮影したのは2009年の3月であった。まだあるかな。
この家の周りは最近の建物ばかりでこの家だけぽつんとこの場所にあって、確かに住みたいとは思わないけれども、古くて情緒がある家だと思う。ここを通るたびにちょっと気になっていた家である。
最近あまり通っていないのもあるけれども、正確な場所を覚えていないこともあって、見えるときなっていたのではあるけれども、最近気にならなくなったのはその家が無くなってしまったからなのかもしれない。
まあ火災とかのことを考えるとね、とっても燃えやすそう。