デジタルか・・・デジタル化

Oneday とある日の仕事。どことは言いませんが・・・。(わかる人にはわかるかも) いかにも画像診断っぽいでしょう。でも、なぜモニターがCRTなのかとか聞かれるいとこまるけど・・・。まあ、CRは入れればいいというものではないですね。ココのCRの装置は問題ないけれども、なんせシステムがだめだめなのでPCにお金かけても仕方がないと思っていたら、安い液晶モニターを持ってきて、Contrastが全くなく本当にだめだめだったので昔あったCRTを使っています。確かに、システムは高いから仕方ないのかもしれないけれども、やっぱりちゃんとしたものを使用しないとね。こんなシステムでフィルムを読んでいるだけであほらしくなってくるから仕方がない。
 やっぱり、世の中のデジタル化したX線への動きは止められないのでしょう。でもちゃんと使用方法を守って使わないとね。でも、CRを入れたら診断できるようになるような宣伝している会社もあるけれどもはっきり言って良くないと思う。全く持って良くない。CRにしたせいで、記録が残るのをいやがり取り直しをしなくなっている病院も多い。簡単に撮影できるからと言って撮影条件があまりにもひどすぎることも多い。それに多くの専門家ががCRはDRへのつなぎの技術だと考えられていると言うこと。最初にCRを開発した富士でさえ、DRをつくっている。
 なかなか従来のアナログなX線の方式を超えるものはできていませんね。なんせ、最初に技術が開発あるいは発見されたのが100年以上前にレントゲン博士によるものだし、根本の物理学に変化はない。確かに技術の進歩によってそれなりに変化はあるものの、管球や発生装置、フィルム、増感紙などと基本は長いこと変わっていない。すごいのはそれが通用すると言うことである。
 そこで、デジタル化を進めた富士はすばらしいと言える。でもやはX線検査はりフィルムとカセッテという感覚があって、CRと言う形になったのかもしれない。しかも、受け入れやすく移行しやすかったのかもしれない。
 増感紙に裏にデジカメをおいて、X線装置のスイッチをデジカメのシャッターに連動すればいいのだし・・・。そんなことを考えると、もっと簡単にX線のデジタル化はできたのかもしれないと思ってしまう。多分それでは受け入れられなかったのかもしれない。まあ、似たような装置を作って売っている会社も長野の方にあったような気がする。
 いずれにしても、モニターで診断すると言うことはフィルムになれた私にとっては非常に煩わしいことである。フィルムの場合よく見たいときは顔を近づけるかフィルムを近づければいいがモニターだとクリックしたりドラッグしたり・・・。でもそれもソフトの部分で何とかすることができるものでなくてはいけないけれどね。クリックして濃度を変えて、クリックして大きさを変えて、などはちょっと大変。
 でも、場合によってはデジタルの方がいいこともあるのは確かである。肺や骨、関節などは特にそう思えるときがある。
 未だにいいとは思っていない。コストに割には十分な仕事(パフォーマンス)をしていないと考えるからである。パソコンパワーは必要ないけれどもモニターやシステムにはお金がかかるというか本来はお金をかけるべき場所でなくてはならない。そこをけちるといいことはない。

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