新年と言いつつも

新年早々・・・
といいつつも早くも11日となってしまいました。いつもなら、新年のご挨拶や今年の抱負などどと抜かしていたのに今年はそんな時間がなかった。単に、時間がなかった。一体何にそんな時間を費やしたのか、記憶がない。そんな訳で、新年あけましておめでとうございます。本年も変わらずよろしくお願いします。
さて、やることやらねば・・・

Googleの画像検索はおもしろいかもしれません

 なんかGoogleで画像検索していて、急にポップアップが出てきて画像で直接検索できると言うではないですか・・・。早速試してみた。
最初の画像は先日行った恐竜博2011の時のもの。
写真は
Img_01161
すると
こんな結果に・・・!! ←ここをクリック
はっきり言ってすごいですね。
では、X線写真ではどうでしょうか。試したのは犬の胸部ラテラル像。
Thoraxlat
するとこんな結果に・・・?? ←ここをクリック
ということでだめでした。
もっとWeb上にありがちな写真犬の股関節OFA像ならあるかもしれません。
R09091801003small
結果は   ←ここをクリック
ということでさっきよりはましな結果になりました。
だからどうしたって訳ではないけれども、ちょっと感心したもので・・・。

Light Bulb Joke

 アメリカのジョークに “light bulb joke” というものがある。「天井の電球を取り替えるのに何人必要か」とかいう単純なものである。普通に考えれば1人で十分である。脚立を持ってきて登って電球を外して新しいものを取り付けるというものである。
 もちろんアメリカンジョークなので我々にはさしておもしろくないものが多い。基本となっているジョークは、人種や職種、性別、政治、国などに基づいていてちょっと差別的な意味を含んでいることが多い。ネットで調べてみてもものすごくいっぱいあるけれども、意味さえもよくわからないものも多い。政治的な背景や国民性などがわからないとそのおもしろさがわからない。
いやいやもっともアメリカンジョークなので、おもしろいかどうかは・・・。まあ、「ふ~ん・・・」という程度に終わることが多い。
書いている間に思いついたものは・・・
Q: 電球を交換するのに日本の首相が何人必要か?
A: わからない。日本の首相は電球の寿命よりも長続きしないから。
さて、ここで話をどこに持って行くかというと
最近の医療の細分化である。この細分化は言い換えると専門性へのことで、限定したトピックに特化していくということです。専門医という言い方でもかまいませんが、専門化することで見えてくること見えなくなってくることいろいろあような気がします。トピックとトピックの合間の疾患あるいはそれをまたぐ疾患は往々にして軽んじられる傾向になりはしないのか。
私は獣医師なのでその中で考えていくと、診察しする獣医さんがいて、検査する獣医さんがいて、手術する獣医さんがいて・・・。
Q:その動物を治療するのに、一体何人の獣医師が必要か
Q:電球を交換するのに何人の獣医師が必要か?
答えはいろいろ考えてみましょう。
で、本当にJokeにならないよう頑張らなくてはいけないですね。

今更ながらAmazonの送料が無料になった件

 もう感覚的に麻痺して来ているので実感が無くなってきているが、Amazon.co.jpで売っているアマゾン発送の商品のほとんどの発送料が無料になってしばらく経つ。
 「無料」それだけが理由ではないがかなり多くの部分を占めているのは確かである。他のネットショップで安い商品が見つかってもクレジットカードが使えなかったり、送料と代引き料金を含めてしまうとAmazon.co.jpの法が安くなっていたりする。
 まあこれぐらいはネットショップ関係の話ではよくあること。しかし、実際にAmazon.co.jpのネットショップ内を見ていると、こんなものまで売っているのかなんてものも多くあることの気がつきく。たとえばキィウイ 靴クリーム 中缶なんてものが、配送料無料で送られてくる。この辺で靴クリームを買うのはコンビニエンスストアーぐらいか・・・?業務用 スマイルチョイス 除菌おふろ洗剤 4L なんているゾロ品ぽいものまで買うことができる。
 そんなわけで日常品含め数百円のもまでAmazon.co.jpで買うことになる。
最近買ったものでは以下の値段安い接点復活剤で超音波検査装置のビデオ出力端子からの信号にノイズが入るようになたので使ってみることにした。

この関係ものは高ものではないけれども近所では手に入らないし、Amazonからの出品ではないけれども、どれも送料が無料なのだ。
はたして効果は・・・。
実際使ってみて、まあちょっとノイズは減ったかな、と言う程度であった。でも、時間をかけてじっくりやったわけではないので、もうちょっと時間をかけてちゃんとつけた後、グリグリやるなどやればいいのかもしれない。

SONOACE R3

長らく更新をしていないまま時間が経過してしまい・・・。
先日、SONOACE R3 のDMがエムキャストという会社から各動物病院あてに送られてきたものと思います。聞いたことのない装置でしたのでちょっと検索してみたところ、MEDISONという会社の装置ででした。そう言えば「SONOACE」と言えばMEDISONでしたね。DMではとっても安くなっているようなのででもデモしてみようかなと思っている矢先、往診先の先生が早々とデモをしていたので、早速インプレッションをと思います。
Sonoace_r3
この装置は取っ手がついていることからポータブルなのでしょうが、バッテリーは入っていません。でも十分軽いので、行った先でコンセントに差し込めば使えるというものですね。立ち上がりはWindows何とかが入ってる感じで立ち上がります。ハードディスクが入ってるのでしょうがどれだけの大きさが入っているのかよくわかりません。液晶の大きさは十分大きく申し分ありません。コントラストも良いと思います。しかし、画面の真ん中に超音波画像で周囲のデータ領域が大きくて、この大きさの液晶画面の良さが生かされていません。デモこれは最近の傾向で、小さく表示他方が綺麗に見えるから? (親会社のSamsungの液晶を使っているのでしょうか?Samsungの液晶ってそんなに悪くないような気がします。)キーの配置は問題なく、押し具合はちょっとゴムをぐっと押し込むような感じですが、SonositeのTitanほとは硬くはありませんでした。いずれにしても、防水のためでしょう。
デモしていたプローブはマイクロコンベックスとリニアでした。このマイクロコンベックスはちょっと大きいと思います。手が小さい人には向かないかもしれません。先端の弧は30Rぐらいなのでしょうか。かなり視野が広いと思います。通常の検査では85%に絞ってありました。画像的には我慢できる範囲でした。リニアは良好でした。(リニアが悪い装置は本当にだめかもしれませんね。)
R3_probe
裏側は写真の感じです。
R3_back
白黒専用RCA端子やDVI端子、S端子、LANなどが付いています。そしてUSB端子が後ろに2つ、本体の横に1つあります。プリンターはUSB接続のようですね。
プローブの端子は見たとおり同時に2つを刺すことができ、キーボードのボタンで切り替えることができます。
心電図は付かず、計測パッケージは心臓に関するものは見あたりませんでした。心臓を見ることは考えていないようです!!
カラードプラとパワードプラが有り、ドプラのモードはパルス波のみでした。まあ連続波ドプラをつけてこの値段は無私なようですね。思ったより腹部でカラードプラは描出されていました。後は以下参照してください。なんせ、宅配便で送られてきて自分で勝手にいじってデモすると言うことなので十分な性能が引き出せていないような気もしますが、全体的にはこんなものなんでしょう。ちなみに今回の超音波検査では毛刈りはしていません。エコージェルも使用していませんので、多少画像の劣化はあります。
Lkid
Rkidc
Tes
Mr
確かに、10年前の装置を持っているよりは良いかもしれません。院長のポケットマネーで買えると言うところが最大のポイントでしょうか。

ライオンと放射線科レジデント

部屋を整理していたらこんなものが出てきました。
1992年6月16日(火)のLewiston Morning Tribuneの朝刊の第1面です。もう、19年も前のことなのですね!
Sm_new_paper
記事のアップはこれ
Sm_new_paper_up
記事の題名はPerhaps a thrn inahis paw?ということでイソップ童話に「ライオンと羊飼い」にライオンの足にトゲが刺さっているのを抜いてあげるというような話があったような気がします。でも、これだけたってもライオンに助けられた記憶はありませんが・・・。
文章の部分のアップはこれ
New_paper_text
訳すと「放射線レジデントのMitsuhiko Takeuchiと放射線技師のSonja FenimoreはNaushkaの肘のX線写真を撮影するために装置を設定している。SpokeneのWalk in the Wild zooの250poundのblack mane lioneのNaushkaが跛行したので、月曜日からワシントン州立大学獣医教育病院を診断のために訪れていた。」みたいな・・・
よほどニュースがなかったのですね。
このライオン見た目よりは年齢がいっていて、実際には関節炎があったように記憶しています。
とても懐かしいです。

LOGIQ-eのデモ

先日LOGIC-eをデモしてからちょっと時間がたってしまいました。しかし、せっかくなので記録と記憶をかねて書きます。
やはりなんと言っても2月、この業界は静かです。やっと時間がとれました。やはり獣医師はこの時期にいつもできない読書なんて良いですね。
さて、GEに連絡を取ってから約2ヶ月でデモにすることができました。
LOGIC EはGEの提唱するユビキタスの超音波検査装置と言うことで、持ち運んで目的の場所で超音波検査を行うことができるというものです。
ユビキタスとはWikiによると
それが何であるかを意識させず(見えず)、しかも「いつでも、どこでも、だれでも」が恩恵を受けることができるインタフェース、環境、技術のことです。
LOGIC eは、本体は昔のノノートパソコンのようなものであり、特にNECのノートパソコンを彷彿させる形状をしています。カタログの表示には、375(W)×287(D)×66(H)mmで4.6kgということでした。それほど大きくはありません。重くもありません。プローブもデモさせてもらったものは非常に軽くできています。これならば、電車で持ち歩いてもそれほど問題はありません。まあ、昔のノートパソコンと同様にACアダプタは大きく重いのですが別に苦になるほどではありません。
Img_2996
Img_2980 Img_2977 Img_2978Img_2979
正面は何もありません。後ろは、アナログVGAの出力とドッキングステ-ションとのコネクタ、Ethernet、電源コネクタのようです。右側はUSB×2とヘッドフォン、ファンの穴、バッテリー、HDDのスロットのふた?がありました。左側はプローブのコネクタとファンがありました。
そして、あけてみるとやはり、ノートパソコンのようなできです。まあ多少ボタンなどが多いです。
Img_2981Img_2987
さて、使い勝手は、LOGIQ BOOKと基本は同じです。B-modeやM-mode、ドプラ、カラードプラへの変更は左のダイヤルの上にあります。ボタンへの反応はそれほど悪くはありません。それぞれのモードに対応したメニューがモニターの下部に出てモニターの下にあるダイヤルボタンで選択や調整できます。連続波ドプラやパワーモードへの変更もこのボタンで選択できます。
この装置はいろいろなことがUSBで接続するために、プリンターはもちろんECGもUSBで接続するそうです。(今回は残念ながらECGのユニットを持ってきていただけませんでした。
ただ、付属するプローブはGEの他の装置に付属するものと同じでGEの他の装置を使用している人なら違和感はないと思います。コネクタの端子形状は違うと思います(多分)。
GEのマイクロコンベックスのプローブである8Cはこの手のプローブでも良いと思います。特に、過去のGEのマイクロコンベックスに関してはコメントできません。
画像はLOGIQ BOOKとそれほどは変わりないような気がします。また十分に使い切れていないこともあり、思ったような画像を得ることができませんでした。GEの営業の人に言わせると「大学の先生に見てもらって調整してもらわないと・・・」みたいなこと言われてしまいました。武蔵境辺りの大学でしょうか・・・?K先生?
とても軽く持ち運べるのでとても良いのですが、今ひとつ画質が納得できない部分もありました。操作感は慣れれば問題ないと思います。あとは値段も関係ありますね。
持ち運ばない人にはほとんど関係ないのかもしれません。持ち運ばなくても場所をとらない(しまっておける)という意味では、非常に良いと思いますが、やはり超音波検査装置は出しっぱなしにしておいて、気軽にあててほしい装置だと思います。(できることなら、電源入れっぱなしでお願いします。)

Valentine Dayの雪 2011年

昨日はValentine Dayであった。
しかも、大雪。
久しぶり?初めて?のWhite Valentine Day。
なんてロマンチック。
で、夜の勉強会に出発。ロマンチックの「R」の文字さえもない。
通常夜の勉強会は皆さんお車で集まる。そんなわけで、結局、雪で帰れなくなるといけないので、勉強会はお開きになったけれどもね・・・。
そこで、帰りは車のろのろ大渋滞・・・。
皆さん、雪の降る日は車に乗るのを控えましょう。
しかたがないので写真でも撮っておこう。
第三京浜上りの玉川料金所手前
渋滞で大変、なんだか右半分の料金ゲート(ETC込み)で閉じて、前方に薬剤散布(除雪剤?雪溶解剤?塩?)をまく車がいた。
Img_3043
目黒通り上り
タクシー以外車はほとんどおらず。何か消防車がサイレン鳴らして「ゆっくり」と自由が丘の方へ行ったけれども大丈夫だったかな。歩行者はほとんいませんでした。
Img_3047

あけましておめでとうございます(2011)

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ということで2011年(平成23年)が始まりました。
いつも元号の方の年度がわからなくなるのですが、ATOKが勝手に変換してくれました。(ますますバカになる)
今年は健康に気をつけて、よりいっそうの努力と・・・・
まあいつもと変わりのない年になることと思われます。重要なのは維持力なのでしょう。継続は力なりとか石の上にも三年ということで、信じた道をとにかくやりましょうと言うことなんですね。
さて、今年は何をするか・・・。
昨年のものと同じものはだめそうなので、今更何か新しいことなんて言っても思うようにはいかないものなのですね。ちょっとずつでも変わればいいやなんて思います。そんなわけで、「変化」ということ。
さて、では何から変えましょうかね。

良い年をお迎えください

やっと2010年が終了します。
今年は不完全燃焼気味の1年でしたが悪かったわけではありません。
やり残したことなどないとは言えませんが、こんなものでしょう。
とにかく最近では、年の区切れみたいなものにさえも煩わしく感じます。
来年の抱負なんてものは来年にしましょう。多分その時にならないと抱負なんて思い浮かぶわけがありません。
年の瀬とか師走なんて言葉は嫌いです。気持ちがざわざわします。なぜわざわざ慌ただしくしなければいけないのか疑問です。
年賀状もいやですね。必要な人には1月中にほとんどあってしまうのでわざわざ年賀状なんて出す必要もないなんて言いたくなってしまいます。まあ、郵便事業をもうけさせるための手段なのですね。これが商売だったら仕方ないかもしれませんがもういい加減にしませんか。
日本の経済は良くなる兆しはありません。このままではみんなそれなりに細々生きて行かなくてはいけません。
政治はわけがわからない状況で混沌しています。興味がわくわけがありません。
環境問題も今ひとつ世界レベルでの意見の一致が見られていません。そもそも、CO2を売買するなんて言い出したの誰だ?責任者出てこい!
ということで今のうちマイナスオーラを出し切って来年に備えます。
来年も良い年であると信じて・・・。
よい年をお迎えください。

MOなんて

Mos とっても古い超音波検査装置は、まあいいとして、未だ中堅として使用されている超音波検査装置(特に日本のメーカーで)での外部記憶メディアがMOなのである。MOは、PC関係では最近ほとんど見ることはない。メディアでさえも普通のお店では買うことができない状態である。MOを読むためのMO Driveなんていったいどこで売っているのかというほどもってのほかである。まあMOはMacで言うところのZIPやJAZZ driveといったところか。
 そのようなわけでこの仕事をしているとどうしてもMOドライブを手放せないでいる。おかげで1台のDesk top PCにはSCSIが装備されていて、内蔵型のMO driveを使用している。SCSIなんてインターフェースだって現在はほとんど使用してない。もう1台はSCSI-USB変換して外付けのMO driveがついている。(けど遅い) そのようなわけでこれらを維持するのはちょっと面倒なのである。しかしながらMOは非常に特殊なものであるらしい。この技術は信頼性および耐久性があるということで、日本の公官庁や出版業界で浴しよされていたらしい。そういった意味でも使い勝手?がよいと言うことらしい。この様にMOは世界的に見ても日本だけであるらしい。確かに、外国でMOは見つけられなかった。約15年前ニューヨークに行ったときにノートPCとMOドライブをもっていったけれども、MOのメディアを探すことはできなかった。そう言えば、友人は50枚の未使用のMAC用のフォーマットをした230MBのMOを2009年の福袋でもらった。非常に怒っていたので、私がもらい受けた。でもWindows用にフォーマットし直さなければ使用できないので面倒なのである。まあでも無料で50枚手に入っただけでも良いとしましょう。でも邪魔だったので、結構知り合いの先生にあげてしまいました。私の場合、記録と言うよりはセミナー等で使用する画像がほしかったので必要なものだけハードディスクにコピーして後は消去して使用しているので、本当は2~3枚あれば十分なのである。
 そもそもMOはMini Optical discなの?いえいえMagneto-Optical discということらしい。いわゆる光磁気ディスクである。MOは最高で2.3MBのものまであるものの、通常超音波検査装置で使用できるMOの大きさは640 Megabyteである。それでもfloppy diskの1000倍であるが、Gigabyteが当たり前の今では小さい小さい。もちろんほとんどの装置ではMOへの動画の保存はできない。動画の保存方法は、そのような装置では外付けのVHSのテープデッキだったりして。もし少し気が利いていてもS-VHSなのである。最近ではhard-disc recorderなんて言うものを使用している人もいる。
 今の超音波検査装置はいいよね。そもそもハードディスクがついていて、とりあえずそこにどんどん静止画や動画を落とし込むことができる。通常は検査全体の動画を流し込むことはできないけれども4秒間ぐらいの動画なら入れることができる。そして、検査が終わったらUSBメモリーをポチッとさせばすぐに認識してもらってそのUSBに画像や動画を移すことができる。もっと楽に記録できる方法はないものか・・・

2010年から2011年にかけての年末年始のお休みについて

2010年12月30日(木)から2011年1月3日(月)までお休みとさせていただきます。
思えばもうこともしもカウントダウンが始まったようなもので、あとちょっとで終わってしまいます。
そう言えば今年の抱負は何だったのかさえも覚えていません。→2010年1月2日(土)のブログ
New Business New Projectなんて言っていますが結局できたのはウェッブサイトの更新のみでしたね。
本当の意味で New Bussines はポシャってしまったしね。
そもそも New Project はなかったね。
ということで来年の抱負は1月の元旦あたりに考えることとします。

ブラックジャックの必要性

日経メディカルオンラインの記事で外科にブラックジャックは必要ない!
手取屋岳夫(昭和大学医学部胸部心臓血管外科主任教授)先生が書いています。
注)ログインが必要なので興味がある人は登録しましょう。医学関係者向けですが非常に役に立つ情報が多く、日頃の診療の姿勢などに役立つと思います。中には医師向けのページがあり読めません。
日経メディカルオンラインのトップページはこちら→
「職人気質が、革新的技術の導入を遅らせてしまった」と言っています。それに、「外科医に第一に求められているのは、他人に真似のできないような“匠の技”ではないはずです。そんな技は、手術ではなく手品でしょう。手塚治虫は大好きだけど、現実の外科には、ブラックジャックは必要ありません!」と結んでいます。
よくわかる気がします。外科医に限ったことではないと思います。このことは医療に携わっている多く分野が関わっていることだと思います。
医学は何を目指すのかをよく考えるとわかってくると思います。まず医学は、学問であると言うこと。これはすべての人に道が開かれていると言うことで(身体条件など適正がない場合もあるでしょうが・・・)、誰にでもチャンスがあると言えます。そのために、学問および教育を行うのであり多くの医師の医療レベルの向上に役立っているものであると言えます。世界でたった一人の外科医にしかできないような手術も必要であることは確かです。しかし、現状で様々な人間が医師や獣医師を目指している以上、誰でもできるような技術や方法の開発は重要なことであると考えます。多くの医師または獣医師(多分60とか70%)ができるような簡単でわかりやすい技術が必要であると考えます。日本の先生方の間でよく言われていることなのですが、アメリカ人は不器用なので専用の器具を使わないと手術ができないとか・・・。いやいや不器用な人たちでもその器具があれば手術ができると言うことなので、それほどすばらしいことはありません。いわゆる器用な人しかできないような技術は十分ではなく、この器具を使用すればある程度の知識を持ったほとんどの医師や獣医師がなし得るようなものが理想的と言うことでしょう。そして医学のもう一つの目的である命を救うことや生活の質をあげることにも、十分に関わってきます。様々な技術がより多くの医師や獣医師に広がって皆で知識を共有し合い同じ認識のもとで技術を行われてこそ多くの命を救ったり生活の質を向上させたりすることができさらには、その技術や器具などの値段が安くなってくると言うことになるのだと思います。
数人の医師や獣医師にしかできない医療は命を一握りしか救うことができない。多くの医師や獣医師ができる技術は、より多くの命を救うことができると言うことなのですね。単純にそれだけではないと言うことはわかっています。でもやはり、多くの医師や獣医師にできるような技術を基本とした医療を目指さなくてはいけないのでしょう。
何かまとまりのない文章になってしまった・・・。

現在の獣医画像診断の推薦図書

今までいろいろな画像診断のなかでも教科書が出てきて(中には消えていったりして・・・)、バージョンアップを繰り返して最初はいい加減だった本もだんだんと良くなってきていたりして感心したりもします。
が、しかし値段が高いしハードカバーで持ち歩きにくいし結局どの本をみても内容は似たり寄ったりで目を見張るものはありません。
しかし、かつては胸部X線診断と腹部X線診断では各教科書があり重宝したものでした。胸部では、LLLセミナーで翻訳版が買えます。原本は絶版になっていて、著者(Peter Suter)が自分の国に帰ってから自費出版的なもので出版されていたような気がします。腹部の本はとっくの昔に絶版になっていますしね。
英国で出版されている臨床獣医学の本のシリーズがあります。BSAVA(British Small Animal Veterinary Association)から出版されているもので、昔は内容がちょっと足りなかったり不正確だったりしていたのですが、最近ではだんだん良いものがみられるようになりました。
画像診断に関してはManual of Small Animal Diagnostic Imagingとういう画像診断を総括した本がありました。これはね・・・ん~っ・・・、という感じのものでした。
さて最近では胸部と腹部、筋骨格という3冊が出ています。どれも、題名の最後がImagingとなっていることから、X線検査にこだわったわけではなく、X線検査および超音波検査、コンピュータ断層(CT)検査および磁気共鳴画像(MRI)検査を含んでいます。内容もちゃんと書かれていて、絵も綺麗でお勧めです。いずれもとっても新しい本ではありませんが内容的には十分です。
値段はそれぞれの個人によって感じ方が違うのでしょうが、いずれも1.5万円以内で買うことが出来ます。
日本のAmazonでは以下です。最近ちょっと日本のAmazonに不満がありアメリカのAmazonにもリンクを張ってみました。値段的には、アメリカのアマゾンで注文した方が少し安いです。発送してから到着まで輸送に時間がかかるのが難点ですが、急がない場合にはよいと言えます。
日本のAmazon

アメリカのAmazon

ウェッブサイトがやっと更新できたよ

 このところずーっとやっていたのはウェッブサイト作成です。やっとことで大きな枠ができたのでアップロードしました。何せ、今までホームページビルダーで作っていたのですが、なかなか思ったようには作ることができず、いろいろ不満がありました。今回、長いことウェッブサイトを更新していなかったので、思い切ってBindをかってウェッブサイトを一新することにしたわけです。このBindというソフトは、Digitalstageというそれほど大きくはない下北沢にある会社によって作られてたものです。ここの社長はツイッターで有名になった感じですね。
 このBindは非常に使用しやすく直感的に操作できることが良いと思いました。結局マニュアルやヘルプなんてあまり使わないで、何となく楽しんで出来てしまいました。基本的に黒を基調にするつもりはなかったのですが結果的に黒ベースのウェッブサイトになりました。今後もちょっとずつ追加変更をしていきます。
今回は獣医師向けだけではなく、一般向けの情報などを入れました。
http://homepage3.nifty.com/diagnostic-imaging/

動物の病理学の各論の本

 臨床を行う上で病理学は欠かせないものということは言わずとしれたものである。まあ、比喩として死後の世界を扱うとか言われているもののやはり、各疾患がどに各臓器に変化を起こしてるかはやはり病理学に頼ることしかできない。実際に、画像診断をやってはいるものの病理学をちゃんと勉強したのは大学の時である。そのときの知識はやはり所詮大学レベルとは言ってもかなり役に立っている。
 X線検査ではやはりある程度マクロ病理が重要で各疾患で侵襲される臓器や臓器の形態変化、石灰化などの変化の情報は重要なものになる。更に、超音波検査ではマクロ病理からセミマイクロ病理、時にマイクロ病理までの知識が必要になることもある。特に最近では技術的な進化ののために周波数の高いプローブでより細かい部位が観察できるようになったため、より細かい情報を得ることができるようになったことにもよる。
 これらの知識を得るのは大学を卒業してからは非常に難しいことである。なかなか適切な本がないのが現状である。実際にはそのような環境もなかなか存在していない。臨床をやっている先生方ににも病理に興味を持ってほしいと思う。
 以下の本は最近私が持ち歩いている本で、時間があると眺めている。この本の良いところは持ち歩くのに適している大きさであり、文章が箇条書きを中心に簡潔に書かれていること、必要な情報は補足しての載っていることなどがある。それにそんなに高い本ではなく、定価4,200円だと思う。この本は犬猫だけではなく牛や馬、豚等についても書いてある。そんなこともあって、国家試験の時に勉強したような「肉豆蒄肝」とか「サゴ脾」なんて言葉がサラリと書いてある。

Amazonには写真がなかったのでUPしておきました。
Pathology_2

骨の本

 別に骨が好きで画像診断をやっているわけではありません。ただ、画像診断をやっていく上でどうしても骨というか骨格に注目せずにはいられないと言うことですね。
私の師匠No.2のDr. Ronald D. Sandeが以前私に語ってくれた逸話があります。
それは、WSUVeterinary Teaching Hospitalで働いていた掃除係の人のことであったと思う。その人は、放射線科に来てはDr. Sandeと一緒にレントゲンをよく見ていたというのである。でも、この人は黙ってみてるわけではなくあれこれ質問するらしい。それはX線写真に写った骨の構造をみては、「ここの出っ張りはなんだ。何をしているのだ。じゃあ、ここのざらついた部分は何なんだ。」みたいな質問らしい。そこで、Dr.Sandeは彼の質問にハッとしたらしい。それはちゃんと答えられないからであった。もちろんそれぞれの解剖学的な部位の名称は解剖をちゃんとしていれば答えられることなのであるが、機能や形状を伴った答えとなるとちゃんと答えられないと言うことである。その掃除係の人は「これはそこに筋肉がくっついていてこちらの方向へ引っ張るからなんじゃないか。」などなど彼なりの答えを探しては勝手に予想していくのである。そして、それが合っているのである。この人は馬については詳しい人ではあったが解剖なんて習ったこともない人である。でも、動物の形や動きなどを正確に把握していれば必然的に骨格の形状などに反映されてくるのである。ということでDr. Sandeはこう結ぶ「正確な解剖はさして重要ではない、重要なのはそのものの形状や機能である。そのものの形には理由があると言うことだ。そしてそれはそれだけで美しい」と言うことらしい。
 適切に撮影された骨格はそれだけで美しい。まあ、X線写真の本ではないですけれども非常に綺麗な骨格の本が二冊あります。
BONES ― 動物の骨格と機能美骨から見る生物の進化の二冊です。興味ある方どうぞ。

ホネホネの本

 最近家族サービスの一環として国立科学博物館に行く機会が多くなりました。以前ここのブログでも書いたように大哺乳類展の「陸のなかまたち」と「海のなかまたち」にも行きましたが、それ以外でも恐竜の骨格なども見にも行ってきました。そこで見つけたのがこれら三冊の本です。「ホネホネ~」で始まる本の内容は、骨格標本の写真で動物の特長を示しているものです。基本は小学生対象であるようですが、非常に内容は大人でもおもしろく、私でも十分に楽しむことができる本です。骨だけではなく動物と骨の関わり合いなんかも書いてあり、子供が骨というものに興味を持つきっかけになりそうです。
ホネホネたんけんたいホネホネどうぶつえんホネホネすいぞくかんの三冊です。ぜひと言いたい本です。

興味がある方はどうぞ・・・。

海のなかまたち

Ticket
今度は大哺乳類展に行ってきました。前も行ったのですが・・・今度は「海のなかまたち」ということで、海獣系です。
一番の見物はシロクジラの骨格標本ですね。
おっきかったよ。まだ上腕骨近位の成長板が癒合してなかったからまだ子供?(成長期)なのかもしれません。
Umi01
Umi02
イルカとクジラののちがいは大きさとか、4m(ぐらいだったような大きさ)が境界になっていて、これ以下がイルカでこれ以上がクジラと言うことらしいです。
アシカとかアザラシとかセイウチとかジュゴンなんかを区別できるような気がします。これらの違いは細かくは大変ですが、そもそも起源が違います。アシカとかアザラシとかセイウチはネコと同じ起源を持ち、アザラシはゾウと同じ起源を持つらしい。
Umi03
スナメリ(シロイルカ)のバブルリングの模型(ボタンを押すと出る仕掛けですが毎回ちゃんとバブルリングができるわけではないので逆にそれがおもしろかった)
Umi04
マッコウクジラは本当にダイオウイカを食べるんですね。
今、思い出せるのはそれぐらいですね。
日頃出会わない動物のことなのでおもしろかったですね。
今は夏休みなので非常に混んでいます。
ご注意を・・・。